1971年、最初のロフトは京王線の千歳烏山駅にある小さな7坪のロック/ジャズ喫茶から始まった。それ以降は演奏ができるライブハウスを次々に出店していったが、あれから45年経った今、久しぶりにライブハウスではなく一杯の酒を飲みながらじっくりロックを聴けて、友人とも共有できる空間が欲しくなった。
これって一人部屋で口ックをヘッドホーンかなんかで聴くということじゃないんだ。その場にいる人たちとロックをやフォークを分かち合っておしゃべりをして酒を飲むことなんだと思う。
ライブハウスでも同じステージを前にしてそこに来ている人達と時間の共有や連帯や友情や恋ができるけど、それが音楽ならCDでもレコードでも体験できると思うのだ。
私だって新譜で聴きたいのはたくさんある。でも一人部屋で聴くのはちょっとさみしいんだ。酒だってもっと美味しく飲みたい。情報だって欲しい。そのレコードの周辺のあれこれのウンチクが聞きたいし喋りたい。
ロフトの新しいお店「ROCK CAFE LOFT is your room」で、いい音楽といい酒とツマミ、そしていい友達に出会って欲しい。
そんな店を連想してついに動き出したのだ!
場所は歌舞伎町旧ミラノ座の横と抜群のロケーションでこの店は出発する。
ご期待を。
(平野悠/ロフト席亭)
音楽を聴きながら話すをコンセプトにDJ、弾き語り、トークイベントなど新しい形を模索し歌舞伎町の片隅であらゆる表現者に門戸を開いています。
この狭いこの空間からどこまで広がっていけるのか。大きな歴史の中からはみ出した者たちによって歴史が創られる側面もあるのではないか。あらゆる表現の新たな可能性をロックカフェロフトと共に創っていきましょう。