2015年8月

12(水)

OPEN 18:30 / START 19:30

予約 ¥1,500 / 当日 ¥2,000(飲食別)

※ご予約はネイキッドロフト店頭電話&ウェブ予約にて受付中
電話→ 03-3205-1556(16:30~24:00)
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沖縄に1年3ヶ月住み撮影した写真家初沢亜利が、昨年11月「これが沖縄の生きる道」(亜紀書房)を刊行した社会学者宮台真司を迎え、
今、沖縄で何が起こっているのか?「オール沖縄」とは何か?沖縄の思いとは? 戦後70年の夏に語り尽くす。

<著者 初沢亜利コメント>
2012年に東北被災地、北朝鮮の写真集を出版したのち、次のテーマを沖縄と定めた。
ニュースを見ていてもなかなかわからない沖縄のこと。知りたいと思っても、複雑過ぎて内実が見えない。
2013年後半から1年3ヶ月滞在し、そこに住む様々な立場の人たちと徹底的に対話をもち、本島中を駆け巡り撮影を続けた。
感情を学べるような1冊を作りたい。それが長期滞在の目的だった。
2014年〜2015年、沖縄は想像以上に激しく揺れていた。政治を抜きにして語りようのない1年だった。
辺野古の現場にも足繁く通った。この島では、まだ戦後が終わっていなかった。基地反対運動は日常の延長線上に存在していた。
本土復帰から43年、常に我々の都合で沖縄を語り、一方的にイメージ化してきたことに改めて気付かされた。
彼らの多くは怒っている。本音では全ての日本人に怒っている。
戦後70年を経て、日本人としてどのように沖縄に向き合うべきか?
「楽園イメージ」の内奥にある多様な現実に眼を向けながら過ごした日々を報告し、
共に考える2015年下半期にしたいと思っている。
ジャーナリズムではない。あくまでも個人的な眼差しの報告である。

【出演
初沢亜利(写真家)
宮台真司(社会学者)

初沢亜利 (はつざわ・あり / 写真家)プロフィール

1973年フランス・パリ生まれ。上智大学文学部社会学科卒。第13期写真ワークショップ・コルプス修了。イイノ広尾スタジオを経て写真家としての活動を開始する。第29回東川賞新人作家賞受賞。写真集に『隣人。38度線の北』(徳間書店)、イラク戦争開戦前後のバグダッドを撮影した『Baghdad2003』(碧天舎)、東日本大震災翌日から1年を追った『True Feelings –爪痕の真情−』(三栄書房)がある。

 

宮台真司 (みやだい・しんじ / 社会学者)プロフィール

1959年生まれ。社会学者。首都大学東京教授。専門は社会システム論。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。著書に『権力の予期理論』(勁草書房)、『制服少女たちの選択』(朝日文庫)、『終わりなき日常を生きろ』(ちくま文庫)、『日本の難点』(幻冬舎新書)など多数。共著に『これが沖縄の生きる道』(亜紀書房)など多数。

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