2015年3月

28(土)

昼の部

Republic 東京地域アートサミット Go to 2020 – 東京オリンピック文化村構想を企む –


OPEN 12:00 / START 13:00

予約¥1,000 / 当日¥1,500(共に飲食代別)
ご予約は阿佐ヶ谷ロフトAウェブ予約にて受付中!
ロフトA web予約ページ
※当日券あります!ご来場お待ちしております!

【出演】
荻原康子(すみだ川アートプロジェクト実行委員会/公益社団法人企業メセナ協議会事務局長)
久木元拓 (TRANS ARTS TOKYO運営ディレクター/一般社団法人非営利芸術活動団体コマンドNプロジェクトマネージャー)
佐藤慎也 (日本大学理工学部建築学科准教授/一般社団法人オノコロ代表理事)
長加誉 (39アート in 向島 実行委員長)
戸塚憲太郎 (青参道アートフェアディレクター/hpgrp GALLERY TOKYOディレクター)
鴨志田由貴 (新宿クリエイターズフェスタ広報事務局長/作戦本部株式会社代表取締役)
【ゲスト】
藤田直哉 (評論家)、長瀬千雅 (フリーランスライター/編集者)

【司会】
西田篤史 (阿佐ヶ谷アートストリート事務局長/一般社団法人PLATOTYPE)

「Pureism国際展 阿佐ヶ谷アートストリート2015」

谷川俊太郎、小山登美夫ほか、総勢100名以上が参加する国内最大規模の都市型地域アートイベント「Pureism国際展 阿佐ヶ谷アートストリート2015」の関連プログラムとして、トークイベント「Republic 東京地域アートサミット Go to 2020 - 東京オリンピック文化村構想を企む -」を開催します。

「地域アート」とは、2000年代に入り、全国で展開されている、まちづくりを支援し、地域を活性化させるためのさまざまなアートプロジェクトの総称です。地域アートは、地方や郊外の問題として扱われる傾向が強いですが、このイベントでは、東京都内で開催、実施されている地域アートの関係者を招き、都市だからこその独自の地域アートの可能性、その先、来たるべき2020年の東京オリンピックに向けて、東京の都市型地域アートには、何ができるのか、というところまで踏み込んで議論します。

具体的には、「東京オリンピック文化村構想を企む」と題して、1.東京各地域の地域アートの同時開催による国際芸術展の開催および東京各地域間・海外との民間のレジデンスネットワークの構築、2. 地域アートのプロセス全体を広義の作品に位置づけることで助成金に依存しない地域アートの形を模索する (持続可能な方法論の開発、収蔵・売買のための実験的な形態など)、3. 地域アートと国内外の企業、行政組織、研究機関等を連携させるための共同調査の実施およびエディケーションプログラムの開発、という3つの提案を行います。

登壇者は、地域アートの実践者だけでなく、ゲストに、論考「前衛のゾンビたち──地域アートの諸問題」(『すばる』2014年10月号掲載) で現代アートの構造変化を問いかけた評論家の藤田直哉氏、2015年6月刊行予定の単行本『前衛のゾンビたち──地域アートの諸問題』の担当編集者の長瀬千雅氏を迎え、これからの「芸術と社会」のあるべき姿を考えます。

かつては芸術とは視覚芸術でしたが、もはや、美しい、力強い、神々しい、そういったものだけが芸術の尺度ではありません。芸術は現在、作品という「もの」から「コミュニケーション」へ、「完成」より「プロセス」へ、ひとりの作業より「コラボレーション」を重視する方向へと重心を移している過程にあります。芸術は固定的な価値観や規範を脱構築し、社会のなかに多様性を確保することに貢献する、こうした考えを着実に広げていくことが、芸術を社会に根付かせる最良で、最短の道になる、という認識のもと、パブリック (公共) からリパブリック (公共圏) への芸術の拡大を目指し、本イベントを開催します。