■■■4.13悪法の枢軸を撃て!■■■
国会抗議のパフォーマンス行動のお誘いと沖縄移住計画

 おととっと・・・なんか私の周辺がえらい焦臭くなって来て、「沖縄移住計画」なんてすっ飛んでしまいそうなくらい、何か知らないが盛り上がっている。この春、支持率急落の戦争大好きブッシュ米国大統領の子飼いの小泉首相は、個人情報保護法と共にメディア規制三法、有事法制や住民基本法案を提出し強行突破を計ろうとしている。これらのことは国家が国民の知る権利と暴く権利を全て、自分たち権力者の管理下に置こうと言う、アメリカ式グローバリズムの後追いをよりやりやすくするための一連の政策なのだ。
 だがそうはさせまいと色々な若者、市民団体が動き出している事は注目すべきだと思う。それはやはり昨年の「9.11の同時多発テロ後の世界を僕たちはいかに生きるべきか」と言うキーワードが多くの若者を中心とした人たちの心をとらえ、こんな不安定な時期だからこそ「僕たちも何かをしなければ・・・」と言った基本的人間のあるべ き姿がこのテロ以降みんな考え始めているのかも知れないと感じた。

 さて私事で恐縮なのだが、昨年の同時多発テロの現場に行って来た私はとても複雑な心情を持って日本に帰って来た。それは晩秋のNYマンハッタン「グランドゼロ」の現場で感じたこと、色々な集会に参加したり大学やハーレムまで歩き回った結果 、私の意識はアメリカが世界に行って来た今までの悪行と9.11の無差別 テロで数千人が一瞬に消えた犯罪とは同一に語るべきではないと言う結論だった。それがついつい語るのも愚かな「アメリカ空爆支持」(現実のアメリカの熱狂的世論を考えた時ある意味仕方がないと感じた事)とまで言ってしまった自分の浅はかさを恥じるほかないと感じている昨今なのだ。どっちにしてもあの時期のマンハッタンは摩訶不思議な感情の切れ方をする、そんな邪気を感じる経験をした。
 作家の吉岡 忍さんはやはり事件後すぐニューヨークに飛んだ行動派ジャーナリストの一人だ。「私は事件後すぐNYで数百人のテロ被害者のインタビューをしました。その中でも私が一番深く印象的だった事が一つだけあります。それは、テロの直接の被害者や家族、恋人の中で、誰一人として、『奴らに断固報復をすべきだ! 空爆をやって奴らを殺せ!』と言い切った被害者は一人もいなかったと言うことです。熱狂的に『戦争だ! 報復だ! 皆殺しにせよ!』って叫んでいる彼らは、いわゆる平均的アメリカ人なんですよ。いわゆるアメリカがなぜこんなにも世界中から嫌われているのかを全く理解出来ない人たちだと思うんです。これはとても危険な事です。核兵器を平気で使おうとするアメリカ。こんな馬鹿な事を許してはいけないと思うんです」
 更に社会学者の宮台真司さんはこう言い切る。「今、15年先の軍事研究を莫大な予算をかけてやっているのは世界でアメリカだけです。と言うことはこの先15年世界はアメリカの圧倒的軍事的優位 と言う世界支配が成立するわけです。この乱暴者国家に一番困っているのはEU(ヨーロッパ共同体)です。だからイギリスのブレア首相はまずアメリカが暴走しないように最初に原則的支持を表明して牽制している政策を取らざるを得ないのです。又アメリカはこの暴力的空爆で本当に深い恨みをアラブの家族を殺された空爆被害者から買ってしまったのは間違いはない。アラブの被害者は何十年かけてもこの報復をするでしょう」(3月10日ロフトプラスワン〜Message Shuttle「9.11からアフガン空爆。歴史を繰り返さない為に〜東京大空襲57年目の日に考える」での発言)

   私は小さい頃からアメリカと言う国が結構好きで、ジャズやロック、ブルースやゴスペルも、ハリウッド映画も好きだったし、何度ものアメリカとの行き来の中で「なんてアメリカとは日本と違って懐(ふところ)が深いんだ!」って不如意に思いこんでいた節があるのだが・・・アメリカと言う国は怒らすと全く野蛮なくらい恐ろしい国になってしまうと言うことを今回の事件で深く(?)理解した。 ・・・で4月13日にこの一連の抗議行動があります。是非の参加を・・・。(詳しくはロフトプラスワン・ライブピックアップ欄にて)

 さて、「沖縄移住計画」第1弾、沖縄本島に「ゲストハウス・ロフト」設立計画はことの他私の友達関係には評判がいい。みんな老後をどう暮らそうか悩んでいると見える(笑)。また沖縄は、日本であって日本でないと言った地域共同体が完全に崩壊してしまった悲しい本土に比べると、「人情」とか「助け合い」、まだ残っている「豊かな自然」とかいった、私たちが失ってしまった何か特別 な魅力があるのだろう。
 しかし、あと何年かで60歳になるおやじがこの壮大な計画を遂行出来るのかが実に心配になって来た。とても私一人では出来ない計画だ。「ゲストハウス・沖縄ロフト」「沖縄創造集団村」「スローなビューティフルへ」「世界の旅人に発信」「自然回帰と離島より都市へのアプローチ」等々のイメージを浮かべて毎日を楽しんでいるし、この先自分で大地を耕し作った野菜が食べられると思うだけで興奮してくるのだ。
 ・・・で基本的計画なのだが、「村」の中核は100人規模で泊まれる「ゲストハウス・沖縄ロフト」が中心になり、その敷地(1000〜2000坪)に畑、動物小屋、窯を設置、風呂は天然の川の源流から引きたい。ゲストハウスのドミトリー宿泊費は1泊1500〜2000円にする。その他は基本的に一切の料金は取らない。食事代はその時にかかったお金を食べた人達でワリカン&カンパにするつもりだ。基本的財政はゲストハウスの収益で運営するつもりだし商売ではないので「利益」は求めない。第二段階としてこの周辺は、「村」の形を作る。ゲストハウス周辺に色々な人が家を建てます。その土地はゲストハウスが分譲します(勿論原価で)ロフトが近くにスタジオを作りたいと言っています。その敷地内で小さくとも良いから野外レイブパーティが出来るステージも作りたいし、全国の多分多士済々が集まって来るはずだから(ほんの希望です・笑)都会に発信する何か創造的なものを作る工房やアイディアがあったりして、都会に向かって若干の商売も出来るかも知れません。この村がその後どうなって行くのかが最大限の楽しみと言うことになると思うのだが。

 勿論基本は「晴耕雨読」が原則で「月5万円の生活」と出来る限りの「自給自足」の生活を追求する事にあるのだ。だから無理してお客を集める必要もないのだ。都会で仕事に人生に疲れた人々が素敵な仲間と、自然から供給された食事と、紺碧の海、南国の自然の中で充電して又都会での戦いに復帰出来るまで暖かくこの地で迎えてあげようかと思ってもいる。それで、このチームは今、広範囲な視点から「仲間」「ボランティア」を求めている。今のところまだイメージだけで、沖縄のどこに設定するのか? どのくらいの借り賃、資金がかかるのか見当もついていないのが現状です。出来たら今年の末にはオープンしたいのだが、この計画はまだほとんど私一人で動いています。一緒に活動してくれる人の参加を期待します。勿論沖縄の出身者は大歓迎ですし、この計画に興味のある人はメールを私宛に下さい。又、私の掲示板「おじさんとの語らい」にて色々なアイディア、情報を書き込んでくれたら嬉しいです。

ロフトプラスワン席亭・平野 悠

●おじさんのBBSは http://www.loft-prj.co.jp/OJISAN/bbs/bbs.cgi

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