>>LOFT PROJECT WEBSITE

Loft is Back、そして新たな挑戦

「今、中央線文化の波がきてる!! ……カンだけど」(平野悠)

1970年代の中央線文化が華やかし頃、73年6月に「ライブスポット西荻窪ロフト」はオープンしました。広さはわずか15坪。翌74年、今度は隣の町に「荻窪ロフト」(35坪) をオープンさせます。ちょうど日本のロック、サブカルチャー創成期と重なり、ライブハウス「ロフト」は自然とこれらの一角を担うことになりました。80年に西荻店と荻窪店は幕を閉じましたが、この時期私たちロフトは、70年代の中央線文化に多くの足跡を残したと自負しています。


76年に新宿ロフト、91年に下北沢シェルター、さらに95年にロフトプラスワン、04年にネイキッドロフトを立ち上げた私たちは、もう一度ライブハウス「ロフト」の原点に立ち返りたいと考え、再び中央線沿線で新たなライブハウス「Asagaya / Loft A」を始動します。
一言で言えば、Asagaya / Loft A はコミュニケーションを主体とした「空間」です。ライブでは、音楽や映像、芝居やオタクなど、様々なジャンルの知識経験を持った人(主催者) を招きます。主催者(ゲスト、司会者、スタッフ含め) はその日のテーマを決めて表現し、それを聞きに来たお客さんとフェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーションをすることを趣旨とします。


町に息づいている何か、ありふれた風景、消し去られようとしている真実、発言を封じられている人々、文化、芸術、人生──「人間」というものを根本のテーマとして、ありとあらゆる世界の対話の輪が広がって行く「空間」にしたいと思っています。ライブスペースの隣にはライブと平行してオープンするフリーなバースペースがあり、ここの狙いは、ライブを見に来る人とバースペースで酒を飲んでいる人との融合を目指します。


阿佐ヶ谷は、人の行き交う昔ながらの商店街と音楽を中心とした多くの飲み屋、芝居小屋、映画館などを擁し、明治時代から続く中央線文化の深部ともいえる街です。Asagaya / Loft Aでの新たな出会いから生まれた何かが、東京中、日本中、いや世界中に拡散してゆく…… なんていう情報発信基地としての夢を持っています。


(LOFT PROJECT代表:平野 悠/代表取締役・小林茂明)

ごあいさつ

Naked Loftオープン時から店長を勤め、この度、Asagaya / Loft Aの店長に就任した奥野テツオです。今年の12月でNakedLoftは3周年を迎えます。「石の上にも3年」上江洲副店長と二人三脚でやってきたNaked Loftは"ROCKのロフト"にこだわらず、民族(スピリチュアル)音楽、沖縄音楽というジャンルを導入したり、都知事選で話題になる前から外山恒一氏を追いかけてイベントをやったり、トークライブハウス・ロフトプラスワンとは一線を画す店作りができたと思ってます。


新店長・上江洲の第二期Naked Loftの繁栄を祈りつつ、気持ち新たにロフトプラスワンの現店長天野宇空を遊撃隊長(笑)に迎え「Asagaya / Loft A」に全力を注ぎたいです。


(Asagaya / Loft A 店長:奥野テツオ)