2023年3月

04(土)

第4回 歌舞伎町のフランクフルト学派

決定!かぶー1グランプリ2022!!


OPEN 18:30 / START 19:00



《配信チケット》
¥1,500(税込)



《来場チケット》
¥2,000(要1オーダー)/当日¥2500(要1オーダー)
予約はPeatixにて1/23 22:00より受付開始!

出演
伏見瞬
西村紗知

 「歌舞伎町のフランクフルト学派」第4回の開催が3月4日(土)夜に決まりました。今回は、2022年に発表された批評文のベストを発表していきます。題して「かぶー1グランプリ2022」!!!

 2022年の一年間(2022年1月1日から12月31日まで)で発表された文章の中で、単行本化されていないものを対象に、西村と伏見でベスト10を事前に選出。その中から、ベスト1をイベント中に決めます(ベスト1以外は順不同)。

 本としてまとまった文章であれば、ある程度の注目はされますし、人文書に与える賞も現在存在しています。しかし、ネットに発表される記事や、雑誌や同人誌に寄稿された文章のほとんどは、共有されないまま社会から等閑視されます。それは書き手にも読み手にも、張り合いがあるとは言えない環境です。

  また、この数年で、批評文・評論文を評価するための新人賞や、批評の書き手を養成する場所が一気になくなりました。伏見と西村が共に受講したゲンロン主催の「批評再生塾」は2019年春を持って終了し、西村が受賞した「すばるクリティーク賞」は2022年に休止しました。60年以上の歴史を持つ群像新人評論賞も、2022年をもって休止しています。私たちは新人賞と養成機関の恩恵を思いきり受けて仕事を始めた書き手ですが、そうした機会を現在の新人たちは持たないわけです。

 この状況をなんとかしたい!という義勇心も我々でなんとかする!という驕りも持てませんが、せめてそうした文章を肴にわいわいおしゃべりをする場があってもいいではないか。私たちの想いは実に軽薄なものですが、軽薄であることがイコール切実さを欠いてるとも言えません。

 新人賞や養成期間は、新人作家のゲートウェイの役割だけでなく、その年の状況を一つの視点から見通す定点観測の役割を果たしています。賞の喪失は、視点の提示がなくなることを意味します。つまり、現状何が起きているかが全くちんぷんかんぷんになるわけです。少なくとも、パースペクティブが共有されていきません。

 私たちは、ほんのちょっと前まで「選ばれる」側を演じていたこともあり、賞を与えること自体が不遜に捉えられかねません。というか実際不遜でしょうが、権威のあるグランプリになるつもりは(今のところ)ありません。賞金も賞品も用意してないし・・・。ただ、私たちの観測記録を、みなさんに共有したい。書き手と読み手の気持ちが上がる、なんらかの糧になる会を開きたい。そういう想いで、今回開催する運びとなりました。

 とはいえ、西村も伏見もジャーナリスティックな仕事をしている訳でもないし、読んでいるものにも限りがあるし、偏りも(めちゃくちゃ)あります。なるべく色々なものから選んでいきたい。というわけで、みなさんからの推薦も受け付けたいと思います。自薦・他薦は問いません。形式も、いわゆる批評文という形に限りません。エッセイやインタビュー記事、あるいは個人がnoteに挙げた文章などでも、批評的な力があるというものであれば取り上げていきます。連載の一回分でも、単独の記事として読めるものであれば対象とします。文芸誌/雑誌/同人誌/ウェブ媒体のいずれからでもオッケーです。

 推薦いただける方は、こちらのフォームにご記入して、お送りいただければ幸いです。あるいは、Twitterにハッシュタグ「#かぶー1グランプリ2022」をつけて推薦の文の著者、タイトル、記事リンクなど、文章を特定できる情報をつけてお送りください。我々が読む時間も必要なので、募集期間は2月19日(日)を締切とさせていただきます。一人の方が複数推薦していただいても構いません。皆さんからの推薦、心よりお待ちしております!

 まぁいろいろ書きましたが、1年間を振り返ってワイワイ喋りたい、そのための共通のネタがあるといいね!という企画でございます。是非ご参加いただけると嬉しいです。

※状況に応じて出演者の変更、キャンセルになる可能性もございます。ご了承ください。
※基本的にお客様都合によるキャンセルはお断りさせて頂きます。ご自分で譲渡頂くようお願い致します。

ご入場されるお客様へ
<注意(必ずお読みください)>
詳しくは「ライブホール・ライブハウスにおける新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」もご覧ください。

<有料配信での観覧ご希望の方へ>
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