2020年12月

21(月)

※本対談の質問コーナーにて、「上祐さんは、女性から見てどうか」というご質問がありましたが

この質問は会の趣旨と関係なく、興味本位で、性的な誤解をも招きかねない質問だと思いました。

「女性から見て」と限定する意図を質問者に問うてみるべきだったのですが、終了時間が迫っていたこともあり、それをせずに取り上げてしまったことは、赤坂の浅慮でした。深くお詫び申し上げます。また、真摯にお答えくださった宗形さんに感謝いたします。(赤坂真理)

視聴チケット¥2,000
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https://twitcasting.tv/loftplusone/shopcart/41617

※購入受付期間:1/4(月)21:00まで
※アーカイブ:1/4(月)23:59まで視聴可能
※配信サービスの仕様上、放送の遅延などが発生する場合がございます。アーカイブは遅延なくご覧いただけますので予めご了承ください。
※配信内容を録画するなどして再配信する行為は禁止させて頂いております。
※出演者の諸事情により、やむをえず遅刻、欠席、リモートでの参加になる場合がございます。ご了承ください。
※お客様のインターネット環境、視聴環境に起因する再生不良があった場合、払い戻しは致しかねますことを予めご了承ください。
・必要スペック
ツイキャス
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↓会場参加の予約(※限定50名様)¥2,000(別途ドリンク代¥600)はコチラ!!(予約はメールフォームにて承ります)

【出演】
赤坂真理(作家)、宗形真紀子(ひかりの輪・文筆家)

人間が失敗するとき、そこには感情の暴走がある、
と経験的に思ってきました。

でも心は止まらないんです。

感情はささいなことで引き金を引かれ、
感覚や思考を巻き込んで、止まらなくなっていきます。

誰でも一度くらいは経験があるのではないでしょうか?

心は実体を持たず軽いですから、すぐ増幅し、
主人であるはずの人を乗っ取った状態になります。

自殺も、やはり心が止められなくなっているのだと思うのです。

できれば、生まれた幸せを感じて生きたい。

でも、心は止められなくなると、
それはもはや気や心のもちようでは、止められません。

だから、古代から人は、人と世界の間に
「技法」というものをはさもうとしたのではと、
作家・赤坂真理は考えます。

初期仏教って、そういうクールな技術体系だったのでは、とも。

宗形真紀子は、現在ひかりの輪という団体で、
瞑想や聖地巡りなどを指導している女性です。

隠していないことですが、元オウム真理教信者でした。
作家・赤坂真理は、取材を通して宗形真紀子と知り合いました。

ひかりの輪の何人かと交流を持ち彼らとの対話を公開していますが、
それは、彼らが「失敗を研究しよう」という姿勢を持っていることが、
失敗を隠蔽する日本社会にまれであり、
社会的な大事件の失敗の研究は、
現代に必要な知恵をもたらせるのではないかと思うからです。

◎赤坂真理
先月11月に新刊『愛と性と存在のはなし』
(NHK出版新書)を刊行。東京生まれ。高円寺育ち。少しアメリカ育ち。90年に別件で行ったアルバイト面接で、アート誌『SALE2』の編集長に任命される。同誌に寄せた小説が文芸編集者の目に留まり、95年に「起爆者」で小説家デビュー。代表作に、寺島しのぶと大森南朋主演で映画化もされた『ヴァイブレータ』、『ミューズ』(野間文芸新人賞)、アメリカで昭和天皇の戦争責任を問われ惑う少女を通してこの国の戦後を描いた『東京プリズン』(毎日新聞文化賞、司馬遼太郎賞、紫式部賞)が大きな反響を呼び、戦後論の先駆けとなった。大きな物語と個人的な物語は関連するという直感を持ち、社会と個人を結ぶ、批評と物語の中間的作品にも情熱を持つ。そうした作品に『モテたい理由』『愛と暴力の戦後とその後』など。本作もそうした系譜の作品のひとつであるといえる。

◎宗形真紀子
静岡生まれ、山梨育ち。仏教思想や心理学などを学ぶ思想哲学の学習教室「ひかりの輪」広報担当、仙台在住。2010年に『二十歳からの20年間─“オウムの青春”の魔境を超えて』(三五館)を刊行、20歳からの日々を『魔境』(傲慢・心の落とし穴)の深みにはまり込み、もがき苦しみながら抜け出していった長い歳月だったと回顧、その失敗の教訓を綴る。教訓を、様々な学術研究に提供協力してきた。幼少期から心の扱いに悩み、14歳での霊体験、16歳での父の死、ノイローゼ、登校拒否、自殺衝動の最中、20歳で「生きる意味を知りたい」とオウムに出家するが、地下鉄サリン事件が起こり、葛藤と精神の変遷を経て自身の現実を知るに至り、2007年アレフ脱会。現在、大自然に回帰し、心・体・気を鎮め調える方法(思想哲学の学び・聖地巡り・修験道・内観・瞑想・ヨーガ気功)を実践中。近々『クンダリニー症候群って何?(仮)』を刊行予定。

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