2019年10月

29(火)

上祐史浩×赤坂真理

「罪と罰は超えられるか/トランス国家論」


OPEN 18:30 / START 19:30

前売¥2,000/当日¥2,500(要1オーダー)
前売券はe+にて10/5(土)12時〜発売!
上祐史浩×赤坂真理 「トランス国家論」
ファミリーマート店頭でもご購入頂けます

【出演】
上祐史浩(「ひかりの輪」代表)
赤坂真理(作家)

罪には罰を。
究極的には、死には死を。
これは現代日本社会ではかなり通った論理で、感情的にも、支持されることが多い。
けれど思うのは、「断罪」と、「関係者の回復」は、おそらくまったく別のものだということだ。
検証の機会がなくなること、 贖いの可能性が閉ざされること、 もう一方で、憎むものすらなくすこと。
それらが、 どういう影響を、人に、社会に及ぼすのか、 実はまだわかっていない。
長期間の調査もされていない。
そういうことを考えてみたい。
その機会を与えられたことを、大事に思う。

《上祐 史浩profile》
仏教思想や心理学などを学ぶ思想哲学の学習教室「ひかりの輪」代表。
1962年、福岡県出身。早大大学院理工学研究科修士課程(人工知能を研究)を修了後、宇宙航空研究開発機構(JAXA)に入団するも、まもなく退職し、オウム真理教に出家。弟子の最高位の正大師に昇格し、ダライラマ等の海外の著名な宗教者とも繰り返し面会。地下鉄サリン事件発生時にはモスクワに滞在、事件後に帰国し、教団のスポークスマンとなる。偽証罪で逮捕され、出所後「アレフ」代表となるが、麻原・オウム信仰から脱却し、2007年に脱会し、「ひかりの輪」を設立、代表に就任。
『オウム事件
17年目の告白』(扶桑社)、鼎談『終わらないオウム』(鹿砦社)、田原総一郎氏との対談『危険な宗教の見分け方』(ポプラ社) など著書多数。

《赤坂真理profile》
別件のバイト面接に行ったところ、「じゃあ君が編集長ね」と、アート文芸詩『SALE2』の編集長を任される。同誌に書いた作品が文芸編集者の目に留まり、95年「起爆者」(『文藝』)で小説家デビュー。独特の文体で女性の傷と再生を描いた『ヴァイブレータ』は、寺島しのぶと大森南朋の主演で映画化もされる。2012年、アメリカで天皇の戦争責任を問われる少女を描いて評判となった『東京プリズン』で司馬遼太郎賞など三章受賞。「戦後論」のさきがけとなる。批評と小説を分けへだてなくとらえ、『愛と暴力の戦後とその後』などの批評作品もある。文学パフォーマンスにも情熱を持っている。東京生まれ東京育ち。

※要1オーダー(500円以上)
※営利目的のチケットの転売は固くお断り致します。 転売チケットは入場をお断りする場合もありますのでご注意くださ い。
※撮影・録音・録画などは禁止とさせていただきます。また、 開場時の席取りはご遠慮ください。