2023年6月

08(木)

魔法少女アニメにみるケアの倫理

〜『おジャ魔女どれみ』『プリキュア』シリーズを対象に〜


OPEN 19:00 / START 19:30

《配信チケット》
¥2,000
▶︎購入はこちらから
※アーカイブは6/22(木) 22:00まで購入可
6/22(木)23:59まで視聴可能!!


《会場チケット》
前売チケット¥2,500 / 当日チケット¥3,000
※共に飲食代別 / 要1オーダー¥500以上
予約はこちらから

このイベントの予約は締めきりました。

【出演者】
三園彩華
絡新婦ぽぴ

【イベント内容】
この春、東京大学大学院で修士課程を修了した三園彩華 (https://twitter.com/aya_parlee)が、修士論文の内容をご報告します。修士論文のタイトルは 「魔法少女アニメにみるケアの倫理 〜『おジャ魔女どれみ』『プリキュア』シリーズを対象に〜」。東映アニメーションが制作し、テレビ朝日系列で放映されていた『おジャ魔女どれみ』(1999〜2003)『プリキュア』(2003〜)シリーズ(所謂ニチアサアニメのヒロイン)の系譜をたどりながら、アメリカの倫理学者・心理学者でキャロル・ギリガンが提唱した「ケアの倫理」を用いて、”ケアと愛情の領域”と、”戦闘と競争の領域”の、越境と融合の過程を浮かび上がらせます。

一見、現実社会とは全く関係のない、少女趣味かつアニメファン向けの催しに思われるかもしれませんが、その枠にはおさまらないイベントです。ハイスピードでマッチョで、エラーが起きることを前提としない社会に、キュートな知性で一矢報いたいと思います。

それぞれが、全く異なる理念の下動いている、ケア・愛情/戦闘・競争の領域。物語やフィクション、教育、社会運動や、文筆活動、メディアを通じた発信活動によって、現在前提とされている社会通念を変革し、両者の間を地続きにすることができるのではないかと、真面目にポップに日々考えています。

聞き手には、講談社主催のオーディション「ミスiD2021」で同期だった、映画監督の絡新婦ぽぴ/川上さわさんをお招きします。初監督作『散文、ただしルール』で、カナザワ映画祭2022グランプリ、「期待の新人監督賞」を受賞するなど、活躍を重ねているぽぴさん。ケアの倫理についても関心をもっているそうで、対談をしていただくことになりました。

出演者は二人とも、「ケア」の領域に興味を持ちつつ、負けず嫌いで、焦りがちで、マッチョでハイスピードな側面を持っています。 ふたつの領域に、どう決着をつけていくのかに真剣に切り込んでいく、対談パートにも注目です。トークライブならではの、ヒリつくような言葉の応酬も聞けるかも?配信をお聞きの皆さんや、現地に来てくださる方も、一緒に葛藤しながら考えましょう。

仕事に家事に好きなことに日々がんばっている、もしくはがんばりたくない、がんばれないあなたにお伝えしたいことをギュギュッと詰めたトークイベントです。現地はもちろん、離れた場所からでも。配信や、アーカイブで、ぜひご覧ください!

きっと、楽しい時間にします!