Loft Project

【出演】高橋ターヤン、てらさわホーク、多田遠志
【ご意見番】高橋ヨシキ（映画ライター、デザイナー）
__________________________________________
多少ダメでもいいじゃない！

成長期にある状態の、頑張ってるけど足りていないダメさも、
テッペン打った後の、（緩やかな）下り坂のダメさも、
どちらも"ある意味アイドル性"と言い換えることができるのではないでしょうか。
どの方向からも完璧な完成されたパーソナリティには感情移入がしづらいものです。

"愛すべき〇〇"と表現には、何かが足りていない様子に用いられがちだったりしますし、
究極的に言えば映画は"何かが足りなかったキャラクターが最終的に何かを得る"という話がほとんどだったりするわけで、すなわちもはや映画とは、多かれ少なかれ【ポンコツこそが求心力である】と言い換えることもできるんじゃないでしょうか！

そんな、ポンコツキャラの至らない部分にこそヤキモキしたりほっこりしたり、時には熱くなったりできる場面が印象的な映画を愛でじゃくろう！という、映画というかキャラクター造形の本質に迫るような、そうでもないようなイベントです！