2010年8月

31(火)

「メイドロイドVSホストロイド軍団」DVD発売記念イベント  トークショー、即売&サイン会


 さて「メイドロイド」何ちゃってメディアミックスである。どのあたりが何ちゃってかと言うと、普通メディアミックスというものは映画会社なり出版社なりその複合企業なりが一儲けたくらんでやるわけだが、この作品については違うのである。俺(友松)が勝手にひとり喜んでやっちゃってるんである。すなわちピンク映画「最後のラブドール 私、大人のオモチャやめました」(2010年4月28日公開、順次全国公開中)をエクセスで製作し、それをR‐15規準で再編集してVシネマ「メイドロイドVSホストロイド軍団」としてTMCからレンタル、アルバトロスから販売し、さらに脚本に基づいてノベライズ、官能小説「人造少女 初めての淫乱ご奉仕」をマドンナメイト文庫から出版した。公開、発売のタイミング合わせから(あんまり合ってないけど)文庫表紙イラストをヒロインを演じた吉沢明歩嬢の似顔絵にするなど、駆けずり回って各方面に頭下げまくったのは俺であり、その苦労たるや、などと苦労自慢をしてもはじまらないが、まあようするに誰も儲けていない。もちろん俺も儲けていない。でも楽しいからいいのである。文句あるか。
 そんなわけでその何ちゃってメディアミックスもいよいよ大詰め、9月3日に迫るDVDの先行発売を目玉にイベントをやらかす。

 三部構成のイベント内容であるが、まず第一部は吉沢明歩嬢を迎えてのトークショーである(19:00〜20:00)。ゲストとして評論家の切通理作氏にもご登壇願って、撮影現場の裏話にとどまらず、がっつり踏み込んだ「ここだけの話」を展開させたい。吉沢ファンが泣いて喜ぶ内容であることを約束しよう(約束破ったらたらごめんなさい)。
 第二部は即売&サイン会(20:00〜21:00)。これこそファン待望、ファン垂涎であろう。仁義によって吉沢嬢のサインは当日「メイドロイドVSホストロイド軍団」のDVDを購入してくださった方に限らせていただく。この手のイベントだと通例として二枚買ったり三枚買ったりすると特典があったりすると伝え聞くが、同じDVDを二枚も三枚も買わせるというのは仮面ライダーのカード付スナックかガンプラみたいでどうにも抵抗があるので、そこは去年発売した一作目「高感度A.I.(アイ)搭載 メイドロイド」を用意しよう(あ、結局セット販売だ)。当然、官能小説版も物販させていただく。
 ピンク映画版のエクセス劇場用ポスターに吉沢嬢のサインをいただいて、ジャンケンゲームの勝者にプレゼントという定番もやろうじゃないか。
 残念ながらここで翌日も早い吉沢嬢にはご退場いただいて、なし崩しの第三部(21:00〜)。俺と切通さんでトークの続きである。まあ、野郎二人のトークなどむさ苦しかろうから、ここはスペシャルゲストとして、女優しじみちゃんにご登壇願おう。「メイドロイド」ではホストロイドにもてあそばれる主婦役、「エロ怖い怪談」ではイグアナ女を怪演した異能女優であり、昨今では相槌の天才とも呼ばれている。当日やって来た他の俳優、関係者も随時登壇させて終電ぎりぎりまで、ぐだぐだトークを展開したい。
 まあだいたいそんなようなイベントである。吉沢ファンのみならず、ピンク映画ファン、エロスVシネマファン、官能小説愛好家の皆様は、ぜひご参加いただきたい。これを見逃して今年の夏は語れない!ということは全然ないだろうけど、そこはまあ、来てくださいよ。(友松直之)