2023年6月

13(火)

“左からのキャンセル・カルチャー論”


OPEN 19:00 / START 19:30(END 21:30予定)

《会場チケット》
会場+配信付きチケット 前売¥2,000 / 当日¥2,200(+order)
会場のみチケット 前売¥1,500 / 当日¥1,700(+order)
会場チケットはLivePocketにて発売中
※ご入場は会場+配信付きチケット→会場のみチケットの順となります(整理番号順)
《配信チケット》
本編¥1,500
+延長戦アフタートーク¥500
配信チケットはキャスマーケットにて発売中
本編コチラ 延長戦アフタートークコチラ
※アーカイブは6/27 22:00まで購入可/6/27 23:59まで視聴可能!!

【出演】荒木優太、ベンジャミン・クリッツァー、塩野谷恭輔

どうも、荒木優太です。「キャンセル・カルチャー」という言葉が日本に定着してからそれなりの月日が経ったように思います。改めて注釈しておけば、キャンセル・カルチャーとは差別やハラスメントに抵触する危険のある人物・言動・作品に対して集団で圧力をかけることで、公的な領域から締め出そうとする社会運動のことをいいます。本場アメリカでは、コールアウト文化とも呼ばれているようです。

たとえば、2020年のアメリカでは、有名な心理学者のスティーブン・ピンカーを学会の要職から除名せよと迫るオープンレターが発表されました。また日本の「女性差別的な文化を脱するために」オープンレターについては、「これはキャンセル・カルチャーである」「いやキャンセル・カルチャーではない」という議論が現在にいたるまで続いています。記憶に新しいところでは、東京オリンピック開催における小山田圭吾や小林賢太郎の辞任騒動にも同種の懸念がかけられました。

初めから正しいことが分かっていれば、なるほど、キャンセル・カルチャーもそれほど悪いもんじゃないかもしれません。差別を根絶したいという願い自体は多くの人々が同意できるわけですから。

ただ、正しくないとされていたのに本当は正しいかもしれないこと・正しいか正しくないか議論してみなければ分からないこと・正しくないかもしれないけどその間違い方に大きなヒントが宿っているもの……といった正しさの縁にあるものを、リスクがあるという一点で共有しない/できない社会というのもまた、なんだか薄気味悪く感じます。

『21世紀の道徳』(晶文社)で注目を集めた気鋭の批評家であるベンジャミン・クリッツァー、さらに、キャンセル・カルチャー特集を企画し『情況』の編集長に就いたばかりの塩野谷恭輔をゲストに呼んで、キャンセル・カルチャーの問題点、そもそもそんなものが実在するのかも含めて、マジの議論をしていきます。

異論反論、歓迎。キャンセルをキャンセルするぞ。ぜひご参加ください!

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