2022年1月

23(日)

昼の部

映画監督が「映画と時代」を語るシンポジウム第8弾

〜なぜ日本映画は政治を語らないのか?〜

OPEN 11:30 / START 12:00

会場観覧(映画上映+シンポジウム参加): 料金2000円+ドリンク代600円 ※当日券あり
配信(シンポジウムのみ) →YouTubeLive(投げ銭ぜひ)

主催 : 自由と生命を守る映画監督の会
共催 : 学問と表現の自由を守る会

●上映作品「デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング」(2020年 アメリカ 83分)
(監督 : スー・ウィリアムズ/出演 : デニス・ホー/配給 : 太秦)

デニス・ホーは香港のスーパースター。香港の芸能界ではじめて同性愛者であることをカミングアウトしたスター歌手だ。しかし、2014年、香港で起きた「雨傘運動」を支持し、デモに参加したため、中国のブラックリストに入ってしまう。スポンサーは離れ、公演すらできなくなる。しかし、彼女は歌うことをやめない。正しいと思ったことを口にすることをやめない。この映画はそんな彼女の気高くも孤独な闘いを追ったドキュメンタリーである。香港から自由が奪われた今、この映画が語りかけてくるものは大きい。

●シンポジウム「映画と時代」

【パネリスト】
河村光庸(プロデューサー/「新聞記者」「宮本から君へ」「パンケーキを毒味する」)
宮崎信恵(映画監督/「終わりの見えない闘い 新型コロナウィルス感染症と保健所」)
小林三四郎(配給・宣伝/太秦代表取締役/「金子文子と朴烈」「乱世備忘 ぼくらの雨傘運動」)
戸田ひかる(映画監督/「愛と法」「マイ・ラブ 6つの愛の物語」)
リム・カーワイ(映画監督/「新世界の夜明け」「カム・アンド・ゴー」)
日向史有(映画監督/「東京クルド」「村本大輔はなぜテレビから消えたのか?」)
金子修介(映画監督/「平成ガメラ三部作」「デスノート二部作」「信虎」)
司会・井上淳一(脚本家・映画監督/「止められるか、俺たちを」「誰がために憲法はある」)

(タイムテーブル)
11:30 開場

12:00 主催挨拶
12:05 「デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング」上映
13:30 休憩
13:40 シンポジウム「映画監督と時代」
16:00 終了

(主旨)
なぜ日本映画は政治を語らないのか?
 もちろん、政治をかたってきた映画はあるし、個人を描いていてもその周りに社会が見える映画はあった。でも、それって、数えられる程しかないんじゃないのか。戦争映画だって、自国の加害行為や天皇の戦争責任まで描いたものは何本あったろうか。お隣の韓国を見ればいい。自国の黒歴史を堂々とエンターテイメントにして、大ヒットさせている。台湾だって、フィリピンだって、ドイツだって、みんなやっている。その最たるものはハリウッドだ。なのに、この国は。投票率が低いのは当たり前だ。映画のみならず、ほとんどの表現が政治を語っていない。半径1メートルの世界しか描いていない。

 2016年、フジロック内のトークコーナー「アトミック・カフェ」に、津田大介氏とともにSEALDsの奥田愛基氏が出演することが決定したさい、「音楽に政治を持ち込むな」という批判が殺到したことは記憶に新しい。漫才で政治ネタを語るウーマンラッシュアワーの村本大輔に対して、「お笑いはお笑いだけやっていろ」という批判は未だ根強い。そうやって、政治を語ることを潰そうとしてきた歴史がこの国には確かにある。でも、転ばぬ先の杖で、そういう批判を恐れ、映画は政治や社会を描くことを過剰に避けてきたのではないだろうか。それって、もしかして忖度や自主規制という名の「表現の自由の無自覚な放棄」なんじゃないだろうか。

 2019年の「あいちトリエンナーレ」の「表現の不自由展」の問題を、しんゆり映画祭の『主戦場』の上映中止問題を、思い返してみればいい。普通にそこにあると思っていた「表現の自由」は、我々が政治を語ってこなかった内に、足下から崩れようとしている。何をやろうと自民党が勝ち続けるこの国で、今こそ、その問題を考えたい。そこからしか、「表現の自由」を守るすべはないのだから。

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“徳井と白幡いちほとアイドルと”

~ゲスト 椎名ひかりさん~

OPEN 17:30 / START 18:00(END 20:00予定)※終演後、物販/特典会アリ

《会場チケット》
●会場+配信チケット 前売¥2,500 / 当日¥2,700(+order)
●会場のみチケット 前売¥2,000 / 当日¥2,200(+order)
会場チケットはPeatixにて発売中!!
《配信チケット》
通常¥1,500
応援¥2,000(ちょっとだけアフタートーク付き)
配信チケットはキャスマーケットにて発売中!!
※会場チケットの方はアフタートークまでご覧頂けます。
※ご入場は会場+配信付きチケット→会場のみチケットの順となります(整理番号順)

「まん延防止等重点措置」を受けまして、開場時間17:30/開演18:00(終演20:00予定)に変更させて頂きます。何卒ご了承ください。

【出演】
白幡いちほ @1ho1118
平成ノブシコブシ徳井 @nagomigozen
【ゲスト】
椎名ひかり @Pikarin_shiina

皆様からの質問やコメントも受け付けておりますので、ぜひご参加ください!!
※長文の質問はgoogleフォーム宛にどうぞ。
質問フォームコチラ

《アーカイブについて》
配信終了後から2月6日(日)23:59まで視聴可能です(その間も配信チケットご購入頂けます)。リアルタイムでのご視聴ができない方は、アーカイブでお楽しみください!!

<会場へお越しの方へ(必ずお読みください)>
※当日検温を行います。37.5度以上の熱がある方のご入場はできません。また、体調のすぐれない方、5日以内に平熱を超える発熱をされた方、咳・咽頭痛などの症状(軽度なものを含む)がある方、基礎疾患をお持ちの方、過去2週間以内に感染が引き続き拡大している国・地域への訪問歴がある方は来場をお控え下さい。
※ご入場時、ご連絡先をご記入いただく場合がございます。後日ご来場者様の感染が発覚した際のご連絡以外の用途では使用いたしません。ご連絡先は30日間保管後、破棄します。
※飲食時以外はマスクの着用をお願い致します。マスクをお持ちでないお客様に関しましてはご入場をお断りする場合がございます。また、マスクを外した状態での会話はお控えください。
※場内にアルコール消毒液がございます。こまめな手洗いに加え、手指の消毒をお願いいたします。
※会場内で大声を出すことや、来場者同士での接触などの行為は禁止です。
※会場周辺で出演者の入り待ち、出待ち等の行為は禁止です。
※現金でのやり取りを極力減らすため、当日はなるべくキャッシュレス決済をご利用下さい。
※ご来場前に厚労省の「新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)」をお持ちのスマートフォンにインストールをするようお願いいたします。
場内は定期的な清掃・消毒・換気を行います。ご協力ください。
その他、詳しくは「ライブホール・ライブハウスにおける新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」もご覧ください。

<有料配信での観覧ご希望の方へ>
※購入ページに記載された注意事項を必ずお読みのうえご購入ください。

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