2017年3月
昼の部
最低賃金1500円とfightfor15
〜バーニーサンダースの活躍やオキュパイ・ウォールストリートを支えた、雲と草の根の架け橋〜
OPEN 12:30 / START 13:00
予約¥1300 / 当日¥1500
学生は学生証提示で無料
500円以上のワンオーダー必要
このイベントの予約は締めきりました。
現在アメリカでは、数多くの地域で時給15ドルを保証する条例が可決され、実施されています。どうしてそのようなことが可能となったのでしょうか?そこにはコミュニティオーガナイジングという手法を駆使した、数多くの草の根活動を行うグループの活躍がありました。オキュパイ・ウォールストリートやバーニーサンダースの活躍といった動きを支えたのも、そうしたグループたちでした。地域に根付き、利害関係が異なる人たちを連帯させ、そしてついには、政治を動かしていったのです。時給15ドルを求めるfightfor15 という社会運動もそのような動きひとつです。突然降って湧いてきたムーブメントではなく、キチンとその下地ができていたからこそできたことだったのです。バーニーの選挙戦略や政策、オキュパイの手法に注目が集まることはありましたが、その原動力には未だスポットライトがあたってはいません。今回のイベントの前半は、そうしたアメリカの動きに詳しい山崎憲さんをお招きし、お話いただきます。また後半には、労働組合として草の根の活動を試みている清水直子さん、NPOとして実践されている大西連さんに、それぞれの活動についてお話をいただきたき、それを踏まえて「日本の社会運動における新しい可能性」について探っていきたいと思います。選挙や喫緊の政治的な問題がないとき、私たちはいかに力をつけ、そしてその力を社会の中で発揮していくべきなのか、に焦点をあてます。
ゲスト:
山崎憲(独立行政法人 労働政策研究・研修機構(JILPT)国際研究部副主任調査員)
清水直子(プレカリアートユニオン執行委員長)
大西連(認定NPO法人自立生活サポートセンターもやい理事長)
エキタス:小林俊一郎(司会)、藤川里恵、栗原耕平