2020年9月

25(金)

女優賞・男優賞の枠はもう不要? ~多様性ある映画界へ


[配信日時] 9月25日 20:00~
[視聴チケット] ¥1,000
キャスマーケットにて販売中!
※無観客での開催となります。
※配信内容を録画するなどして再配信する行為は禁止させて頂いております。

[出演](50音順、敬称略)
石飛徳樹 (朝日新聞編集委員)
植山英美 (映画海外セールス・プロデューサー)
治部れんげ(ジャーナリスト)
村山章(映画ライター, ShortCuts代表)
よしひろまさみち(映画ライター・編集)
司会:伊藤恵里奈(朝日新聞記者)

[イベント概要]
#MeTooで激しく揺さぶられた各国の映画界が今年、多様性の実現や差別の撤廃にむけて、さらに大きく舵をきりました。
ベルリン国際映画祭は先月末、女優・男優賞の垣根をなくした「主演俳優賞」「助演俳優賞」を新設すると発表。歓迎する声がある一方で、「映画で与えられる役に男女で大きく偏りがあるなかで、女優賞をなくすと女性のキャリアに支障がでる」と懸念する声もあります。
また、米アカデミー賞を主催する米国映画芸術科学アカデミーは今月、作品賞の選考対象となるためには、出演者とスタッフに関して、女性や人種マイノリティーなどを一定割合で起用することを求める新基準を設けて、2024年の第96回から適用すると発表しました。この動きに対して「映画がつまらなくなる」という意見がある一方で、以前から多様性の問題に取り組んできた人々からは「手ぬるい基準だ」という批判がおきています。
ジェンダーや多様性の問題は、日本の映画界ではあまり深く議論されていません。ですが、動画配信の発達などによってボーダレス化が加速する世界の映画界にとって、不可避なテーマです。
いずれも何をどうすれば正しいのか、簡単に答えがでないテーマです。そこで古今東西の映画やドラマをこよなく愛する人々が集い、各専門分野の視点から映画界が直面する問題について語り合う場を設けることにしました。海外の最新情報も紹介します。映画界におけるジェンダーや多様性に関心があるみなさまに関心を持っていただけるような議論を深め、有意義な時間にしたいと願っています。

■主催:芸術と多様性を考える有志の会、LOFT PROJECT(http://www.loft-prj.co.jp/)
問い合わせ:伊藤恵里奈(erinaito0520@gmail.com)