2021年5月

27(木)

赤坂真理×上祐史浩

家族では足りない時代の、新しい生き方


OPEN 17:30 /START 18:00 〜19:50 終了

視聴チケット¥2,000
視聴チケットはZAIKOにて発売!!
※購入受付期間:6/3(木)21:00まで
※アーカイブは配信終了後、7日間【6/3(木)23:59まで】視聴可能
※配信サービスの仕様上、放送の遅延などが発生する場合がございます。
※配信内容を録画するなどして再配信する行為は禁止させて頂いております。
※生中継中は、途中から視聴した場合はその時点からのライブ配信となり、生配信中は巻き戻しての再生はできません。生配信終了後、巻き戻しての再生が可能です。
※配信終了後、アーカイブに動画が反映されるまでにお時間を頂戴いたします。何卒ご了承ください。
※お客様のインターネット環境、視聴環境に起因する再生不良があった場合、払い戻しは致しかねますことを予めご了承ください。
・必要スペック
Zaiko(下記ページ内「映像や音声が不安定になる場合」参照)
https://zaiko.io/support?cid=40#faq-372

《会場予約》¥2,000(別途ドリンク代600円以上)
ご予約は▶︎コチラ

※状況次第では無観客に変更になる場合がございます。ご了承ください。

【出演】
赤坂真理(作家)
上祐史浩(ひかりの輪代表・元オウム真理教幹部)

文:赤坂真理

「ひかりの輪」は、わたしが対話を続けている人たちで、オウム真理教から離れてオウムの贖罪をしながら、ヨガや呼吸法やふるい聖地巡礼といった、よく生きるための技術を探求し分かち合うことを仕事としている。

オウム真理教は、もう終わったこととされているが「終わったことにしたこと」がいちばんこわい。

今、たった独りで、もっと簡単な方法で、オウムが殺した総数よりも多くいっぺんに殺傷する人がたくさん出ているのを、どう説明したらいいというのだろう?

誰にでも罪を犯す可能性はある。

人間は基本的に感情や思考の暴走を自分では止められない。そうである限り、誰にでも人を殺してしまうほどの潜在力はある。縁がないから誰も殺さないだけで縁をもよおせば何人でも殺すことができる、と言ったのは親鸞聖人だ。
また、他者に支配されてしまうことは、誰にでも一度は二度はある。

それが悪いとは言わない。

ある意味人間の野放しの自然である。
ただ、そこに理由はあるから、考えよう。
それが人間としてのまっとうな態度だと思う。

ひかりの輪を、別の見方をすると「あるとき信じた価値をすべて失った人たち」ということもできる。「悪いことを信じたから悪い」というのではない。誰にでもそれはありうるのだ。 どうして最初から悪いとわかる?

そしてそこからも人は生きていく。
どう生きていけるのかは、本当に極限状態まで行った人だけが知る。そういう人だけが、命をかけて探す。その知恵が、今、混迷の時代を生きるのに、助けになると思った。
明日もあると思ったものはなくなり、今日さえ見えなくなる。
今日をやりすごせなくて、死ぬしかないと思ったりする。 独りきりで、誰もいないと思ったりする。

外とのつながりが持ちにくいとき、「家族」というのが、必ずしも、安全でないかもしれない。 その例はすでに噴出している。

だから、別の生き方を命がけで探してきた人に、話をきいてみたい。それは多くの人の助けになるはずだ。 そういう直観がある。

《赤坂真理profile》
近著に『愛と性と存在のはなし』(NHK出版新書)。東京生まれ。高円寺育ち。少しアメリカ育ち。90年に別件で行ったアルバイト面接で、アート誌『SALE2』の編集長に任命される。同誌に寄せた小説が文芸編集者の目に留まり、95年に「起爆者」で小説家デビュー。代表作に、寺島しのぶと大森南朋主演で映画化もされた『ヴァイブレータ』、『ミューズ』(野間文芸新人賞)、アメリカで昭和天皇の戦争責任を問われ惑う少女を通してこの国の戦後を描いた『東京プリズン』(毎日新聞文化賞、司馬遼太郎賞、紫式部賞)が大きな反響を呼び、戦後論の先駆けとなった。大きな物語と個人的な物語は関連するという直感を持ち、社会と個人を結ぶ、批評と物語の中間的作品にも情熱を持つ。そうした作品に『モテたい理由』『愛と暴力の戦後とその後』など。本作もそうした系譜の作品のひとつであるといえる。

《上祐 史浩profile》
仏教思想や心理学などを学ぶ思想哲学の学習教室「ひかりの輪」代表。
1962年、福岡県出身。早大大学院理工学研究科修士課程(人工知能を研究)を修了後、宇宙航空研究開発機構(JAXA)に入団するも、まもなく退職し、オウム真理教に出家。弟子の最高位の正大師に昇格し、ダライラマ等の海外の著名な宗教者とも繰り返し面会。地下鉄サリン事件発生時にはモスクワに滞在、事件後に帰国し、教団のスポークスマンとなる。偽証罪で逮捕され、出所後「アレフ」代表となるが、麻原・オウム信仰から脱却し、2007年に脱会し、「ひかりの輪」を設立、代表に就任。
『オウム事件17年目の告白』(扶桑社)、鼎談『終わらないオウム』(鹿砦社)、田原総一郎氏との対談『危険な宗教の見分け方』(ポプラ社) など著書多数。

---ご来場のお客様へ---

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、お客さまの健康と安全確保を最優先に考え、感染症の予防と拡散防止を以下の取り組みで実施いたします。ご理解賜りますようお願い申し上げます。

【安全・安心への取り組み】
・入口での検温
・常時外気を取り入れ、換気促進の強化。
・主要の入口に消毒液を設置。
・開場前、転換時のフロア消毒。
・スタッフはマスクを着用。
・店内の手すりやドアノブ、バックヤードなどの定期的な巡回消毒を実施。
・スタッフの健康管理については十分留意。
・飲食の持ち込みNG

【ご来店いただくお客様へのお願い】
・ご来場の際は、マスクまたはフェイスシールドの着用をお願いいたします。
・発熱等風邪症状があり、体調に不安のある場合は、ご来場をお見合わせいただきますようお願いいたします。
・受付時に検温のご協力をお願いします。発熱のある方は入場をお断りいたします。
・体調がすぐれないお客様は、ご来館をお控えください。
・本イベントは感染防止ガイドラインを遵守し、定員の半分以下とさせていただきます。
・店内での発声を極力お控え下さい。
・入り待ち・出待ち等はご遠慮願います。
・開場は17:30からとなります(その前から会場前でお待ちにならないようお願い致します)。入場時も、お客様同士、必ず距離を取った上でお待ち下さい。
・なるべく最低限のお荷物でお越しいただけますようお願い致します。