2021年3月

02(火)

カルト宗教研究会 〜アメリカの壊滅宗教を研究する〜


配信チケット¥1,100
配信時間20:00〜22:00頃
配信チケットはこちら→https://twitcasting.tv/asagayalofta/shopcart/56985
視聴期限: 2021年3月16日(火) 23:59 まで

【出演】
髙井ホアン(ライター、『戦前不敬発言大全』『戦前反戦発言大全』著者)
【聞き手】
山崎尚哉(阿佐ヶ谷ロフトA)

コロナがすっかり世界のニュースを覆い尽くして1年。皆さんは元の世界の感覚を覚えているだろうか。なぜ人類はこんな災禍を経験するのか。神は存在するのだろうか。おお、神よ……。
と、おセンチになりつつ、振り返るってみると(無茶な切り替え)、コロナが衛生観を塗り替えた様に、かつて日本の宗教観はオウム真理教とその引き起こした事件により覆い尽くされ、塗り替えられたことがある。シューキョー=アブナイ、と言う固定観念が根付いたり、オウムと破防法の様に長く尾を引いて、今なお影響はあちこちに及んでいると言えるだろう。
しかし目をオウムではなく90年代と世界に向けると、オウム前後にも世界各地で新興宗教の事件は発生していた。特に宗教のるつぼアメリカでは、日本とは一味違った様々な事件が発生した。93年には聖書の終末論に影響を受けたキリスト教系新興宗教のブランチ・ダビディアンが治安部隊に包囲され戦闘を起した末に火災で集団死している(自殺かどうかには議論がある)。また97年には、UFOを信仰するニューエイジ系宗教のヘヴンズ・ゲートが静かな集団自殺を遂げている。そしてそんな末期的な宗教の節々を遡ると、政治に深く食い込み様々なスキャンダルを引き起こした末に移住先のガイアナで78年に約900名の集団自殺を引き起こし世界に大きな影響を与えた人民寺院が待ち構えている。
今回のイベントでは、これら三つの特色ある「壊滅宗教」の事件を扱う、が、それだけではない。日本のオウムで言えば、かつてオウムソングがある意味世間を席巻したり不謹慎ゲームがたくさん作られたり世紀末サブカルに多大なインスピレーションを与えたことがある。それと同じように、これらの壊滅宗教に引き起こされた周辺文化についても探ってみたいと思う。謎のダビディアンソングとは?人民寺院と悪趣味映画?さあ、アメリカのビッグでビップでタフな「壊滅宗教」について語りつつ、コロナ後の世界に備えようではないか。