厚労省・村木厚子局長の不当逮捕と、無罪判決直後に発覚した特捜検察エース・前田恒彦検事による「証拠捏造」問題は、社会を騒然とさせた。
かつてないほどの検察批判が展開されているが、検察はなぜここまで劣化してしまったのか？
ずさんな捜査による被害者は村木局長だけではないことは明らかで、検察、特に特捜部のあり方を見直す動きも出てきた。
検事総長の民間人起用、特捜不要論まで飛び出したが、検察の力を弱めたところで社会がよくなるとは限らない。むしろ検察に代わって警察の力が強まれば、より悪い「警察国家」となる可能性もある。
検察改革の進め方、検察と警察との協力体制整備、犯罪検挙率向上など山積する捜査機関の問題を検証する。検察の裏金を告発しようとして逮捕された元検事・三井環と、元警視庁刑事の北芝健、保守言論誌『月刊日本』主幹・南丘喜八郎が司法権力と捜査機関、日本のこれからについて大激論！
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