復活18回目

今歌舞伎町で大評判の
「乳もみパブ」に行ってきた!

 はじめに断って置くが、私めはフェミニストがいみじくも嫌う「ただのスケベオヤジ」では断固ない。
もし、アナタの住んでいる町に、それもすぐ近くに「人妻美人熟女の膝枕」(この風俗は以前この欄でその探訪記は報告した)や「山の手婦人倶楽部」(こんなうらぶれた地下に山の手婦人なんて居る訳ないだろが~と思いつつ、なぜか太宰治の「斜陽」を連想したりして、、、)なんて店が出来たなら、気になって仕方がないに違いないであろう。一体この店は何をしていただけるのだろう?という好奇心が、一度はのぞいてみないと気がすまない性格なのだ。それが、たとえぼったくりな風俗でもそのリスクは覚悟のうえでだ。
 そこでだ!現在の私めは新生新宿ロフトが開店工事と言う関係もあり、それは毎日新宿歌舞伎町のど真ん中でめしを食い、ルノアールで打ち合わせをし、飲み友達が来れば酒を飲み、ラブホテル街を通ってドンキホーテに買い物にゆく。(これはなんとも、楽しい。こんちきしょ~と思いながら、ホテルの前で、いじいじしているカップルや、真っ昼間の昼下がりの情事を楽しんできただろう不倫カップルなんかの顔を見るのが、、時にはカップルがラブホテルを出て喫茶店に入るのを目撃すると、その隣の席に座り聞き耳を立てたりする。(いわゆる趣味が悪いのである)
 と言うわけで一日の3分の2はこのエリアで生活している私めなのだ。

 4月6日9時、新宿ロフトの工事現場を抜け出して、久方ぶりにプラスワンの事務所をのぞく。そこには名古屋出身、田舎者の加藤ウメゾー店長が面白くなさそうに、パソコンと格闘していた。
彼の机の上には「乳もみパブ、バクシー」の割引券が所在なさそーに置いてあった。今歌舞伎町ではこの「乳もみパブ」が大評判で、一度はいかねばなるまいと思っていた矢先に、割引券まである。「ウメゾーいくぞ!」と声をかけた。「え!今ですか?でもこの割引券期限が切れてますよ」「大丈夫、交渉すればなんとかなる」とウメゾーを連れ小雨の中一路目的地に向かう、と新宿ロフトの工事現場の前でミトさん(この人は27年間ロフト系の店舗工事のプロデューサー)とばったり会った。「ミトさん、行く?」と声をかけた。

 本当に「男って、単純で無邪気なかわいい小動物」だと思う

入り口での「割引券」の交渉は成立し一人40分1万円のところを、8千円という約束、待合い室で店長から説明を受ける。「もう!おっぱいはさわり放題、なめても、いじっくっても好き放題です。がんがん攻めてください、いけいけタイムには、5分おきに次から次に女の子がおっぱいだして回転寿司のごとく膝にまたがってきます。お酒も飲み放題です」「え!下の方はダメなの?」「はい!赤貝とわかめは時価ですので、セット料金には入っていません、、」には笑った。
我々3人が薄暗い店内に座る。ミトさんがしきりに「おしぼりをくれ!」と叫んでいる。見ればミトさんの手は真っ黒け。それはそうだ、ついさっきまで工事をしていたまんまなのだから。
 はじめに私めについた女の子は源氏名を「かっぱ」と言った。ここは全員寿司のネタの名前が付いているのだ。「かっぱって一番安いネタでないの?君はいくつ?」なんて会話からはじまる。左隣ではウメゾーが女の子と音楽の話をしている。ハウスミュージックがどうのこうのという声がきこえる。やぼな田舎もんはおっぱいをさわるきっかけがつかめないで居るのだ。「うめぞー乳もむか、ハウスにするのかはっきりしろ!」本当に初心者は困ったものだ。さすが中年男のミトさんはもう恥も外聞もなく顔を女の子の胸の谷間にうずめちゅうちゅう吸っている。
これが本当の「父帰る」(菊池寛著)なんだと思った。実に幸福そうだ。私めも適当にかっぱちゃん(本人は18才と言っている)の乳首を指でつまみながら「一日幾らぐらいになるの?」「時給5千円です」「それだったら、抜きキャバの方がいいじゃない?」「以前ぬきキャバで働いていたんだけど、口が疲れてだめだった!ここはたださわられたりするだけだから全然楽なんだ」とあっけらかんと笑う。
しばらくして、「いけいけタイム」に入った。ミラーボールが回り、激しいリズムの中、隣のミトさんにまたがっていた子が私めの所に来た。やはり適当に乳をさわっていると「お客さん、吸わないの?」ときた。サービス精神のある子だ。ふっと隣のテーブルを見ると、ミトさんが使った、真っ黒なおしぼりが眼にはいった。さらには、その子の胸にはミトさんの唾の後が、、、「こりゃ~ダメだ、とてもオイラには出来ない。ウメゾーは女の子の胸を丹念におしぼりで拭いてあげている。「ウメゾー何して居るんだ?」「だってミトさんのさわった後が残って居るんだもの!」と怒った様にいう。

 帰りぎわにウメゾーが店長と何やら話し込んでいる。うわートラブルか?と思いきや、プラスワンでこの「乳もみイベント」の開催交渉をしているのだ。
「面白そうなことは全て取り込む」というプラスワンのキーワードをうめぞー店長は即実践しているの「えらい!」と思わずうなってしまった。
 「そうなんだ!これは仕事なんだ!」と思った。私めも負けじと、カウンターに行って、「吸いません(笑い)領収書をください!」   
ロフトプラスワン席亭 平野 悠 


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