
▲1.18WORLD PEACE NOW集会風景。政党や労組の主催ではなく、有名人や議員の挨拶もなかった事がこの集会を新鮮なものとした。 |

▲核の傘のパロディ |
相変わらずアニータを糾弾するワイドショー。「一言いい? 金返せというなら、今までのエッチ代を全部返してよ」と言い切ったアニータ。「相撲取りでもサッカー選手でも、よその国に来て体で稼いで故郷に仕送りする人は応援します」(アニータに「上を向いて歩こう」のCDデビューを許可した永
六輔…以上『ダカーポ』12月18日号より)には正月早々腹を抱えて笑ってしまった。これぞインターナショナル的であって、偏屈なナショナリズムに酔いしれて、日本を戦争国家にしようとしている連中はちょっとはアニータの国際主義を見習うべきだと思ってしまう。
今の北朝鮮のやり方を見ていると、多分60年ちょっと前の日本もあんな狂気の国だったんだろうなと最近特に思う。国際連盟を強引に脱退し、戦争の道をひた走った日本。そのころの日本の天皇と今の領主様・金成日とどこが違うのだろう?
って思ってしまうんだ。勿論当時の平均的日本国民は「鬼畜米英=日本は神の国」って大政翼賛の高揚の絶頂感にあったに違いない。「天皇陛下万歳!!」とばかりに朝鮮を植民地にして、中国に侵略し、そういった国々にお宮参りを強制しその国の国語まで取りあげようとしたり、日本は土地も資源もないからと中国に武力で〈満州国〉を作ったり、「日本に来ればいい仕事があるよ」って甘いことを言ったりだましたりして日本に拉致してきた朝鮮人や中国人の数は何十万にもなるはずだ。そのことについて未だ謝罪すらしていない日本だというのに、あの摩訶狂気の国・北朝鮮を非難し、今すぐ武力攻撃をすべしとする石原慎太郎みたいな日本人ってどういう人種かと思ってしまう(勿論、北朝鮮がやった拉致はそのことで免罪されるとは思わないが、多分北朝鮮としては過去日本もさんざんやったことだから日本人がこんなに怒るとは思わなかったのだろう)。
さらにそんなことを言うと、100数十年前は白人がアフリカやアジアに武力で侵略し、黒人やイエローを大量
にさらい奴隷貿易をして巨万の富を得たヨーロッパやアメリカは絶対に許されない。もっと言えばアメリカで黒人やマイノリティに公民権を与えられたのはわずか30数年前ではないかと…。人間の歴史ってたかだかそんなもんかっていうドグマ(呪文)に入ってしまう。

▲戦争ホーキのパロディ |
今のアメリカ帝国はその圧倒的な経済力、軍事力(みんな知ってるかい…アメリカの国防予算って世界の経済大国・日本の国家総予算と同じなんだよ)を持って世界に君臨している訳だが、ブッシュやアメリカ軍部にとってどう考えても「あったまに来る!」のがフセイン・イラク独裁暗黒大統領なのだろうと思う。勿論アメリカ軍需産業は大もうけだし、中東石油独占を狙うブッシュのスポンサー国際石油資本の要請なのだが、フセインも威張れたもんじゃないはずだ。すなわち国内では恐怖政治をやりながらクエートになんだかんだ理由をつけて援助要請し、それを断られると平気で武力侵略する怖い奴なのだ。第一「またやるぜ!」って公言しているのだ。確かにこんな奴が大量
破壊兵器を持っていたら世界はたまらん。アメリカやイギリスや中国、ロシア、フランスが持っている大量
破壊兵器(今やインド、パキスタンすら核を保有している)は正義の大量殺人兵器で、持つことは禁じられていないのだからこれは全く説得力はない。つまり、相変わらず世界はドラスティックな不安定な軍事プレゼンスの上にあると言っていい。ということは世界は今、危険きわまりない状態にあるという事を認識すべきなのだ。
さて、では俺たちはこの世界の最悪な事態に対してどういうメッセージを発すればいいのか、あるいはどうやって自分で出来る最低限度のことをするかっていう事なのだ。
日本の平和憲法の前文に「戦争によって自分の目的を達成してはいけない、専制と従属の世界を変えなければならない」、その為に「戦争でなく非暴力で国際協調をやってゆく」(小田
実講演集、“いくら何でもひどすぎる”…からのパクリです)と書いてある。このまさに理想的な日本国平和憲法を絶対捨て去ってはいけないと思うのだ。
そんな事を頭に描きながら、〈WORLD PEACE NOW 1.18〜イラク・ピースアクション〉に参加した。この危機的状況で戦争反対のデモに参加したのは7000人。アメリカのワシントンでは20万人が「戦争によっては何も解決しない!」とばかりに多くの人が立ち上がったのだ。
30数年前、アメリカのベトナム侵略に対し「NO! 殺すな!」と声をあげたように、アフガニスタンの空爆を未だやめず、イラクを先制攻撃しようとしている米国へ、そしてインド洋で戦闘機に給油をし続けている海上自衛隊へ今こそ「殺すな!」と大声で言いましょう。
民衆を殺すな! 子供を殺すな!
イラクへの攻撃準備をやめよ!
──「殺すな!〜ベトナム・アフガン・パレスチナ・イラク…と 私たち」を呼びかける人々の会のパンフレットより

▲俺たちロフトグループは小倉あやまれ友の会の旗を急遽「ブッシュあやまれ」の旗に変更(笑)
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▲パンタや制服向上委員会も来ていた。これは本物の女子高生だ。 |
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