2017年11月

25(土)

深夜の部

第20回東京電撃映画祭「引退 名無しの千夜子 特集」


OPEN 24:00 / START 24:30

予約¥3,500 / 当日¥4,000(共に飲食代別)
ご予約は阿佐ヶ谷ロフトWEB予約にて受付中!
阿佐ヶ谷ロフトWEB予約ページ
※ご来場者には名無しの千夜子ラスト写真集「NOIR 2」をもれなく1冊進呈!
※このイベントは18歳未満の方、および高校在学中の方のご入場はできません。当日、ご入場の際に身分証(免許証、学生証、パスポート、taspoなど公共機関が発行する証明書)の提示が必要となります。また、未成年者へのアルコールの販売も固くお断りします。予めご了承ください。

このイベントの予約は締めきりました。

【上映作品】
「まいちゃんの日常 血肉の館」
監督/佐藤★サド 原作/氏賀Y太 出演/名無しの千夜子 他

「KINBAKU〜月の章」
監督/友松直之 出演/名無しの千夜子 他

「監獄病棟2041」
監督/友松直之 出演/名無しの千夜子 他

【オーディオコメンタリーゲスト】
名無しの千夜子

【サンダーボルトガールズ】
黒木 歩
山村 茜
川崎紀里恵

さてそのようなわけで俺の千夜子が引退してしまうのだ。誰が俺のだよとお怒りのむきもいらっしゃるかもしれんのでここは俺たちのと言い換えるとして、渡米休業で泣き帰国に喝采をあげたのも束の間一作のお手合わせもなく引退とはあんまりじゃないか。しかしまあ思い通りにいかない世界の様々な事象と同じく彼女の人生選択には誰も口出しすることはできない。思えばチヨコと打つと千代子としか変換しないのでチヤコと打つ癖がついて現場でチヤコと呼び掛けたら「チヨコです!」と怒鳴りつけられて泣きそうになり頭の中ではちゃんと千夜子と漢字変換されていたんだよう許しておくれようと土下座で謝らされたのも懐かしく、名は体を表しニコパチ笑顔写真が極端に少なくイベント集合写真でもファンとのツーショット写真でも絶対に笑わないダーク・ビューティー千夜子は黒の似合う夜の似合う大人の女であり大人向けの女でありレイトはもちろんR18のビターなチヨコレイトなわけだが、せめて行ったきりなら幸せになるがいい戻る気になりゃいつでもおいでよなどと昭和歌謡でも口ずさみながら我々こそが笑顔で千夜子を見送ろうではないか。上映するのはかの佐藤★サド監督×氏賀Y太原作の「まいちゃんの日常 血肉の館」。これで同作出演女優が全員引退と嘆く佐藤サド監督はちょうど外遊のタイミングでご参加いただけないが、とっくに消えてしまった女たちの血塗れ艶姿を今まさに消えようとしている千夜子のコメントトークとともに鑑賞し感傷にふけるのも干渉の緩衝になってよろしかろう。勘定の話をすると東京電撃映画祭主催者のひとりであるカメラマンSHINによる新作にして名無しの千夜子ラスト写真集「NOIR 2」付き入場料金前売3,500円(当日4,000円)でどうだ。つまり来場者全員に漏れなく豪華撮り下ろし写真集を進呈するわけだが、おいまた赤字じゃないのか、いや身内で回す分そうでもないか。という話はさておき同時上映には俺監督の「KINBAKU〜月の章」と「監獄病棟2041」をやはり名無しの千夜子のオーディオコメンタリーとともに上映しよう。引退間近の千夜子を囲んで飲み食いしつつ千夜子まみれの千夜一夜を過ごそうではないか。(文責 友松直之)