2015年11月

28(土)

深夜の部

第十二回東京電撃映画祭「追悼・中山潔監督〜ペンジュラムチルドレン特集」


OPEN 24:00 / START 24:30

前売¥3,000 / 当日¥3,500(飲食代別)
前売はe+および阿佐ヶ谷ロフトWEB予約にて10/29(木)発売!

※e+チケットはファミリーマートのFamiポートでも購入して頂けます。
阿佐ヶ谷ロフトWEB予約ページ
ご入場は、e+チケットの方→WEB予約の方→当日券の方、の順番となります。
※このイベントは18歳未満の方、および高校在学中の方のご入場はできません。当日、ご入場の際に身分証(免許証、学生証、パスポート、taspo、住民基本台帳カードなど公共機関が発行する証明書)の提示が必要となります。また、未成年者へのアルコールの販売も固くお断りします。予めご了承ください。

【上映作品】
「緊縛 白衣の天使」(1983)
監督/中山潔 出演/村井あき 麻生うさぎ 谷山恵子
「JVX 柳生十兵衛対伊賀忍者衆」(2015)
監督/新里猛作 出演/稲葉凌 久保新二 愛染恭子
「アイアンガール ULTIMATE WEAPON」(2015)
監督/藤原健一 出演/明日花キララ 岸明日香 亜紗美
「きんたくん第4話」(2015)
監督・主演/鳴瀬聖人

【トークゲスト】
久保新二
亜紗美
新里猛作(監督)
藤原健一(監督)
石川二郎(監督)
友松直之(監督)

【サンダーボルトガールズ】
黒木歩
谷原ゆき
玉姫はるか


さて、早くも今年も残すところあと二ヶ月。そろそろ忘年会シーズンもはじまり今年の電撃納めもやらねばなるまい。そんなタイミングでちょっと回想。思えば俺友松と共同主催でもあるアウトサイド代表石川二郎監督が出会ったのは今を去ること二十五年くらい前の新宿の片隅にある制作会社ペンジュラムのマンション事務所であったわけだが、そこには俺と石川以外にも現アングル代表の藤原健一監督や新里猛作監督もいたりして、みんな二十歳前後、紅顔の美青年時代に睾丸の情欲を持て余し、あのちょっとしたカオス状態を思い返すだにむさ苦しいことこの上ないが、そのペンジュラムの代表がこの度ご永眠なされた中山潔監督であった。かの滝田洋二郎監督を輩出した向井寛代表の獅子プロダクションで頭角を現わし、1979年の監督デビュー以来、同プロ製作のピンク映画や、当時黎明期にあったアダルトビデオの製作にもたずさわり、業界の一翼を担った中山潔監督であるが、そうか、1979年か。俺まだ小学生じゃないか。そうかそうかそんな頃から監督なさっていたのか、と今さらながらに愕然とする。まあ何と言うか歴史というものは個人史にせよ映画史にせよエロ史にせよどうしようもなく繋がっているのだなあと感慨深い。それではとばかりに追悼上映として1983年の獅子プロダクション製作・新東宝映画配給のピンク映画中山潔監督作品「緊縛 白衣の天使」を上映する。また中山潔監督の盟友であり、我々とも馴染みの深い不良老人にして怪優の久保新二氏が在りし日の思い出を語りたいとおっしゃってくださっているのでトークゲストとしてご登壇いただく。うなずき役、合いの手役には新里、藤原、石川、友松がペンジュラムチルドレンとして雁首を揃える。同時上映には新里猛作の監督最新作にして忍者映画祭で準グランプリを受賞した「JVX 柳生十兵衛対伊賀忍者衆」。満を持しての東京初上映である。もう一本は、藤原健一監督作品で「アイアンガール ULTIMATE WEAPON」。同タイトルの「2」でありながら「1」をはるかに凌駕する娯楽性を体現しジェームズキャメロンもかくやと一部電撃界隈でささやかれる逸品だ。同作にも出演し、ジャンルムービーヒロインとしてもお馴染みの女優・亜紗美もオーディオコメンタリーゲストに来る気満々でスケジュールを調整中だ。そしてもう一本は我らが東京電撃映画祭の若きアイドル監督・鳴瀬聖人の最新作「きんたくん第4話」。大阪は飛田新地での童貞卒業後初メガホンとなる今作にどういう変化があるか興味は尽きない。うむ。これこのようにしてジャンルムービーの馬鹿歴史は連綿と続いていくのである。中山潔監督も草葉の陰から呆れているか嘆いているかのどちらかだと思うがあなたどう思うか。(文責 友松直之)