2015年1月

24(土)

深夜の部

第七回東京電撃映画祭「変態人間特集」


OPEN 24:00 / START 24:30

前売¥3,000 / 当日¥3,500(共に飲食代別)
前売はローソンチケットおよび阿佐ヶ谷ロフトWEB予約にて12/27(土)発売!
・ローソンチケットLコード:37107
阿佐ヶ谷ロフトWEB予約ページ
ご入場は、ローソンチケットの方→WEB予約の方→当日券の方、の順番となります。
※このイベントは都条例により18歳未満の方の入場はできません。
御来場者は当日入場の際に年齢の確認できる身分証(免許証、学生証、社員証、パスポートなど公共機関が発行する証明書)の提示が全員必要となります。未成年者へのアルコールの販売も固くお断りします。

【上映作品】
「時空変態人間/時間よ止まれ」(監督/奥渉 出演/星美りか)
「透明変態人間/60分の秘薬」(監督/奥渉 出演/吉川あいみ 深琴 衣緒菜)
「コギャル喰い大阪テレクラ篇」(監督/友松直之 出演/加藤みちる)

【トークゲスト】
衣緒菜
深琴
奥渉(監督)
高橋裕太(脚本)
友松直之

【サンダーボルトガールズ】
倉沢いちは
おみなえし
黒木歩

●問い合わせ
東京電撃映画祭実行委員会(アウトサイド内)
TEL:03-6272-3809

都内三十人くらいの東京電撃映画祭ファンの皆さんに告知する。告げて知らせる。今度は変態だ。変態人間特集だ。いや我々の変態ぶりは今回にはじまったことではなくまたファンの皆さんの変態ぶりも毎度のごとくであるが、わざわざ特集タイトルに変態と銘打つからにはその変態ぶりは半端では許されまい。本質的かつ抜本的な変態考察が求められよう。エッチなどという言葉があり、どちらかと言うと明るめのスケベ心が表現されるが、これはとりもなおさずHENTAIの頭文字であるから、すなわち某国民的アニメの定番台詞「のび太さんのエッチ!」は「のび太さんの変態!」と言っているのであって、そう思うといきなり萌え度が増す。小学生女子に変態呼ばわりされて喜ぶとはまさに変態的であるが、同じく国民的文学であるところの谷崎潤一郎の諸作では「ラブか?変態性欲か?」との問い掛けが繰り返しなされ、江戸末期の開国と明治期の富国強兵政策下に様々な科学技術ともにに輸入されたLOVEに愛だの恋だのといった翻訳造語をデッチ上げながらも消化しきれずに悩む近代日本人の苦悩が読み取れる。少なくとも近代知識人にとって色恋の現場での愛と変態は置換可能であった。 置換可能というと痴漢専用車両を連想し益々楽しくも変態的であるがそれはさておき。日本人に馴染みのない恋愛とは、変わった形態の性欲発露の方法であり、すなわち変態性欲であったわけだ。以来百数十年、すでに我々は科学技術とともに欧米式の恋愛をも我が物とした感がある。しかしそんな現代であるからこそ、我々は偉大な文学者が遺した設問を今一度自らに問い掛け直さなくてはなるまい。ラブか?変態性欲か?あるいは愛とはそもそも変態のことではないのか?変態人間とはすなわち恋愛人間のことではないのか?と。 上映作品は奥渉監督作品「時空変態人間/時間よ止まれ」「透明変態人間/60分の秘薬」、友松直之監督作品「コギャル喰い大阪テレクラ篇」。ゲストは奥渉監督と出演の衣緒菜と深琴(ももは)。半裸給仕のサンダーボルトガールには、毎度お馴染み倉沢いちは、黒木歩、おみなえしが担当する。我こそは変態との自覚ある者はもちろん自覚はないけどよく人様から変態と指摘される者は集うがいい。ともに愛の求道を極めようではないか。

●東京電撃映画祭プロデュース倉沢いちは卒業作品「いちは(仮)」製作決定&出資要請!

さて改めて、都内三十人くらいの東京電撃映画祭ファンの皆様にお知らせとお願いというか命令だ。いい歳して超低予算エログロナンセンス映画を愛するボンクラどもの為の手作り映画祭、すでに第七回を数え、2015年1月31日(土)にはロフト系列大阪支店ロフトウェストにもお呼ばれし、大阪番外編として「レイプゾンビ一挙上映」再演の快挙を果たし、続く2月1日(日)には京都グリーン&ガーデンで「マッチ売りの殺人少女」他上映の京都番外編 with 鉄ドンと快進撃の続く我らが東京電撃映画祭であるが、その第一回からサンダーボルトガールの半裸給仕でお馴染み皆勤の倉沢(菅野)いちはが来春4月をもって引退する。すでに本人発信情報でご存知の向きもあろうが、これだけ東京電撃映画祭に貢献しておきながらいちは嬢は何と俺組を含むアウトサイド製作作品には一度も出演していないことが発覚した。いやまあオファーしたことはあったがタイミングが合わなかったりしてな。特に我々が不義理とか意地悪とかイジメというわけでもないのだが、これもまたすわりが悪いものではある。という訳で引退すなわち卒業を記念していちは嬢の主演映画を自主製作することにした。だから金寄越せや。という話をこれからする。

東京電撃映画祭プロデュース倉沢いちは卒業作品
「いちは(仮)」

主演・倉沢いちは
監督・友松直之×黒木歩
製作・石川二郎/SHIN/電撃チャック
音楽・KARAふる

窓から見えるあの最後の一葉が落ちる時に私の命も終わると語る病身の少女。名もなきボンクラ親父はこっそりと蔦のからまる壁に少女から見えるようにペンキで一葉を描き足した。落ちゆく枯れ葉は少女の絶望であったが、ペンキの一葉はいつまでも落ちることがなく、逆にそれが少女の希望になる。ボンクラ親父の優しいフェイクが少女の絶望を希望に転じさせた瞬間だ。Oヘンリーは何とボンクラ魂のわかるやつなのか。生きていれば東京電撃映画祭のゲストに呼びたいくらいであるが。さて「いちは」(仮題)だ。本作はいちは嬢自身の語りで構成される。生い立ち、少女時代、母との確執、家出、援助交際、心の病。よくある不幸話と嘲笑うべからず。これはあなたに向けていちはが語るいちはだけの物語。魂の慟哭なのだから。家出の夜終電後の線路を独り歩いた。月光を照り返すあの線路はどこに続いていたのか。ヌードタレントいちははどのように誕生しどのように消えてゆくのか。鈍行列車のごとき不器用さでいちははこの後どこに向かうのか。東京電撃映画祭という我らが心の駅に各駅停車どころか二年近くもとどまってくれた彼女を今こそホームでの万歳三唱とともに見送ろうではないか。見送りには餞別が不可欠であり、映画には製作費が必要だ。さあ金を出せ。映画「いちは」(仮題)製作費。一口五千円。出資者には漏れなく2015年3月28日(土)の第八回東京電撃映画祭いちは特集の入場券を進呈する。二口以上出資の方には映画「いちは」(仮題)の特典映像付きDVDRを進呈。一口、二口とつまみ食い程度で遠慮せずに、十口、二十口さらにはがっつり完食。毒を食らわば皿を舐め、骨までしゃぶ(られ)る勢いで挑んでいただきたい。振込先は、

幻想配給社 友松直之
三井住友銀行 新宿支店 普通口座 9218139

受付は2015年1月5日(月)から3月27日(金)まで。さあ、我らが電撃ガールいちは嬢の最期を飾る為に、ボンクラ親父の財布に残る最後の一葉たる札を出せ。悪いようにしないから俺に寄越せ。少女の絶望を希望に転じさせるのはボンクラ親父の優しさでしかあり得ないことを自覚し、それを証明しろ。
ただしペンキによる福沢諭吉の似顔絵、フェイク札ニセ札の類いはこれを禁ず。
(文責 友松直之)