2017年12月

02(土)

深夜の部

『劇場版アイドルキャノンボール2017』公開記念オールナイト その1

90年代のカンパニー松尾とバクシーシ山下


OPEN 24:00 / START 24:30

前売¥1,800 / 当日¥2,300(共に飲食代別)※要1オーダー500円以上
※前売はイープラスにて11/16(木)より発売開始!
90年代のカンパニー松尾とバクシーシ山下
※18歳未満の方、および高校在学中の方の入場はできません。当日、ご入場の際に年齢の確認できる身分証(免許証、学生証、社員証、パスポートなど公共機関が発行する証明書)の提示が全員必要となります。未成年者へのアルコールの販売も固くお断りします。

【出演】
カンパニー松尾、バクシーシ山下、他。

【上映作品】
『李博士(イ・パクサ)の八十日間世界一周ポンチャック』(1996年/57分)
『ドキュメント ラブ&ポップ 』(1998年/63分)
『死ぬほどセックスしてみたかった。』(1994年/60分)

2018年2月3日、渋谷HUMAXシネマで先行公開される『劇場板 アイドルキャノンボール2017』。
本作は2014年に劇場公開され大ヒットした『劇場板 テレクラキャノンボール2013』の続編となり、2015年公開の『劇場板 BiSキャノンボール2014』に次ぐ劇場板キャノンボールシリーズの第3弾となる。
その公開記念として、キャノンボール最新作をより楽しむための重要な関連作品オールナイト上映会を渋谷ロフト9で計5回開催します。

まず、その1として、キャノンボールシリーズの中心人物カンパニー松尾とバクシーシ山下の90年代の貴重な珍作と衝撃作を特集上映。
キャノンボール以前、90年代サブカル全盛期にカン松、バク山は何をしていたのか?その一端をお見せします。

前半のイ・パクサラブ&ポップは松尾と山下が共同監督した珍しい非AV作。
2人で作り上げたのは、後にも先にもこの2本だけ。

死ぬほどセックスは、奇才バクシーシ山下が1994年に完成させるも発売中止となった幻のAV作品。
2014年2月、10数年ぶりに上映された際、映画評論家の柳下毅一郎氏に「この世にこれを超える映像などありえない」と言わしめた怪作です。

是非、貴重なこの機会にご覧ください。
お一人様、女性の方のご参加も大歓迎です。
深夜の渋谷でお待ちしてます!

【上映作品プチ解説】

『李博士(イ・パクサ)の八十日間世界一周ポンチャック』
(1996年/57分/監督 カンパニー松尾、バクシーシ山下)

韓国のポンチャック歌手イ・パクサと巡る香港、タイ、シンガポール、エジプト、ローマ、ロンドン、ニューヨーク、ハワイを巡る豪華弾丸ツアードキュメンタリー。
各地の名所旧跡でのゲリラライブにパクサの神妙なインタビュー、兄と慕うキーボード奏者キムさんとのふれあいなどを収録。
世界何処に行ってもキムチを求めるパクサの融通の利かなさと、ギンギラの韓国ファッションから、さらりと現地衣装を着こなすファッションセンスにも注目。
2014年2月に行われたテレキャノ2013公開前のオールナイト上映以来、3年ぶり2回目の上映です。

『ドキュメント ラブ&ポップ 』第0章、第1章、庵野秀明テレクラに行くの巻
(1998年/63分/監督 カンパニー松尾、バクシーシ山下)

テレビ版『エヴァンゲリオン』が終わり、最初の劇場板エヴァの公開が迫る1997年夏。当時、社会現象にもなったエヴァの監督庵野秀明が、初の実写作品『ラブ&ポップ』の撮影に挑んだ。
その撮影現場に何故かドキュメント班として送り込まれたAV監督のカンパニー松尾とバクシーシ山下。敏腕プロデューサーからの依頼は「普通のメイキングはいらない、庵野が壊れるところを撮ってくれ!」だった。
しかし、日々淡々と続く撮影現場、壊れもせず、ただストイックにショットを重ねる庵野秀明…これはマズい、焦るドキュメンタリー班は撮影現場を抜け出し、街に出た…
課せられたテーマにどう応えるか?
撮れ高少ないメイキング映像をいかに面白くするか?
追加撮影と編集の妙、虚構と反則技、全部駆使して応えたヘンテコ物語が『ドキュメント ラブ&ポップ 』。
庵野ファン、映画ファンのほんの一部に多大な?影響を与えたメイキング映像の傑作(らしい)です。
こちらもイ・パクサと同じく3年ぶり2回目の上映です。

『死ぬほどセックスしてみたかった。』
(1994年/60分/監督 バクシーシ山下)

1994年1月27日、ひとりのAVギャルが交通事故でこの世を去った。
名前は大崎ひとみ、享年20歳。
監督バクシーシ山下、大崎と面識は無いが、彼女の死が気になり、
彼女の死に至るまでの足跡を追って関係者への取材をはじめる。
様々な人物の証言から次第に彼女の輪郭が見えてくる。
そんな前半の検証ドキュメントから一転し、後半は霊媒師、女王様、最強のM男優など
魑魅魍魎の人々の登場によって、生と死、正常と異常、快、不快など全ての倫理感を
無効化する黙示録的世界が展開される。
結局、完成後、当時のビデ倫審査で問題になり、やむなく発売中止となった未発売AV作。
東京では1年半ぶりの上映。