ARB / ARB is
MYCD-30382 3,990yen(tax in) / 5.17 IN STORES

 このCDは名演が収められた名盤です。ぼくは幸いにして、このロックバンドのライブを何度も観たことがあるため、その演奏してる様を思い描きながら聴きました。それゆえに、名演が収められた名盤であると言うのです。
 初めてARBを聴いたのは中学生のとき。クラスメイトのハママツくんが貸してくれた「ARB LIVE / 魂こがして」のカセットテープでした。1曲目の「ウイスキー&ウォッカ」がすごくかっこよくって、聴いたその瞬間から大好きになりました。ちょうどそのころに活動を休止してしまったため、それから十数年後となる2003年の新宿ロフトで、初めてライブを観ました。これが、また、とんでもなくかっこよくって、びっくりして、すごく嬉しかったです。中学生のときに聴いてかっこよかったロックバンドが、今同じ時代にかっこよく存在しているというその喜びといったら!このロックバンドを好きで、本当に良かったと思いました。
 ぼくがリアルタイムで観たARBは、本当にかっこいいロックバンドでした。なので、ロックが好きだと言う人全てに、このライブアルバムを薦めます。(ロフトシネマ:宮城剛)
榎本くるみ / 心のカタチ
FLCF-7109 1,050yen(tax in) / IN STORES NOW
 1981年生まれ。 名古屋出身 。圧倒的な存在感と唯一無二の歌声で2005年後半音楽シーンに現れるた女性シンガーソングライター。沸点に達した感情から産み落とされる劇的にメロディアスな楽曲と心の奥底の深い気持ちをを表現した歌詞の世界は感涙必至。誰もが持つ焦燥感、そして希望といった気持ちを哀愁漂う歌声で表現する。榎本くるみのうたは多くの人の心を揺さぶります。ロックもソウルもポップスもパンクもエモも関係ない世代による圧倒的な「うた」が、ここにあります。タイトル曲、“心のカタチ”も最高ですが、2曲目の“one of them”がお薦めです!(新宿LOFT店長:東田慎二)
小谷美紗子 / CATCH
HLMCD-0003 2,205yen (tax in) / 5.17 IN STORES
 キャロル・キングの「空が落ちてくる」を彷彿とさせる冒頭の「Rum & Ginger」から、いきなり英語詞で「彼女とは何回ヤったの?」とサビで何度も唄われるのである。清々しい声と洗練された演奏が心地好いのでうっかり見落としがちになるが、要するに不貞を繰り返す恋人に対して「一昨日来やがれこのヤロー」とメンチを切っているのである。小谷美紗子の通 算8作目となるアルバム『CATCH』は、「痛すぎて誰にも言えなかった、うたに出来なかったことや好きすぎて商品にしたくなかったメロディを今の自分とトリオの2人に委ねることが出来た」と本人が語っているように、余りに純粋で無防備な裸の歌々が100sの玉 田豊夢(ds)、山口寛雄(b)とのトリオ編成によって豊饒な音楽へと昇華されている。トリオ編成でやれる最大限のことをやるというコンセプトに従った結果 、細やかな息づかいまでもが生々しく伝わる過去随一の作品と相成った。もともと忌憚なき言葉で真実を衝く歌詞には定評があったが、本作での小谷は内から溢れ出す表現への欲望を抑えることなくあるがままに吐露している。痛かろうが何だろうが、それが表現せずにはいられない彼女の業なのだと思う。“真実を捕まえてみろよ”と、小谷美紗子は今日も時代の端っこから挑発的に叫び続けるのだ。(Rooftop:椎名宗之)
関ジャニ∞ / KJ1 F・T・O
TECH-1038 3,000yen(tax in) / IN STORES NOW
 ハイ。ようやくリリースです。関ジャニ∞初のフルバム『KJ1 F・T・O』。ジャニーズ事務所所属のグループのわりには近所のお兄さん的なにおいのする関ジャニ∞。というのも、初シングル『浪花いろは節』が最初は関西限定発売だったり、音楽のジャンルが「演歌」だったり、最近のジャニーズでは珍しくミニアルバムをリリースしてたり、コンサートのMCは休み時間の男子の会話みたいだったり、なんとなくコンビニぐらい身近なイメージ。
 そんなエイトさんが今回リリースした『KJ1 F・T・O』。新曲はもちろん、シングルでリリースされた曲も盛りだくさん入っています。ファンの間では大人気の『大阪ロマネスク』はホントに名曲。『恋をするなら 御堂筋から始まるのさ 雅なる物語』のフレーズが特に好き。私も恋は御堂筋から始めることにします。関ジャニ∞はこのアルバムをリリースし、コンサートを東名阪で開催。私も東京公演に初参戦。今から楽しみでなりません。ジャニーズのコンサートはファンじゃなくても楽しめるということは実証済みですが、CDもきっと同じぐらい楽しめます。
 ところで、アルバムに入っている『好きやねん、大阪』を通勤の電車の中でウォークマンで聴いている時のみ、この音が漏れてないか不安になります。田中さんの台詞(小芝居?)だけは回りに恥ずかしいかも…。(ジュリエットやまだ)
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Good Dog Happy Men / Most beautiful in the world
TBCD-1027 1,500yen(tax in) / IN STORES NOW
 門田匡陽(Vo/G),韮沢雄希(B),内田武瑠(Dr),伊藤大地(Dr/pr)の幼馴染み4人で2004年夏、必然的結成。貪欲で冒険心旺盛なDRUMに軽快で温厚なPercussion、個性的で重厚なBassと陰と陽を司るGuitar。激しく、柔らかく、慎重に奏でられる演奏に魂を吹きかける門田のDivaが全てのものに生命を与え、聴き手を優しく包み込む。このバンドは、生きるために必要な空気みたいな存在だ。1stミニアルバム『4人のゴブリン大いに踊る』に続く待望のセカンドミニアルバムです。本作もライブ会場とハイラインレコード限定販売!そして、今作の全国18箇所を廻るツアーファイナルとして7/25(木)新宿LOFTに出演します。
http://www.gooddoghappymen.com/
(新宿LOFT店長:東田慎二)
国吉亜耶子 / PATH
PACD-0002 2,100yen(tax in) / IN STORES NOW
 NAKEDで毎月行なわれている衆議院議院保坂展人さんのイベントで出会ったシンガー・ソング・ライターの国吉亜耶子さん。美人さんでほんわかした雰囲気に愛嬌のあるキャラクター、のびやかな美しい声にやられました。そんな彼女のCDが今年の1月に出てたそうで早速購入。6曲入りですが、長田進さんや湯川トーベンさん、古田たかしさんなど錚々たる面 子をサポートに迎えたバンドサウンドで仕上がっております。特にお気に入りなのは1曲目と3曲目『こんなにおおきくなりました』両親との絆を歌った歌なんですが、「こんなに大きくなりました、私はあなたの娘です。」当たり前なんだけど言葉にすることによって感情に訴えてくる力があるんです。『ヒカリ』地球の危機(戦争や環境破壊)などを連想させる、どこまでも優しく考えさせられる曲です。新潟の震災地でもチャリティライブなどでも歌ってるそうです。この優しい歌声を是非みなさんにも聴いてもらいたくてイベントを企画しました。
5/2(火・祝日前夜)Earth Day Tokyo 2006 参加企画 <百人町音楽祭その1>
「NEW ORDER Vol.3 〜やさしいうたをうたいたい〜」
Shy / 国吉亜耶子 and 西川真吾 Duo / 大久保理(ex ふれあい)/ 松本哲也
(Naked Loft店長:奥野テツオ)
近藤智洋 / 近藤智洋
KDTH-1001 2,500yen (tax in) / 6.14 IN STORES
 昨年7月30日、フジロックでのステージを最後に解散したPEALOUTの近藤智洋がプライヴェート・レーベル“KDTH familiar”を立ち上げ、堂々と自身の名を冠して発表する初のソロ・アルバム。近藤の新たな門出を祝うべく、彼が敬愛してやまない花田裕之(g)を始めとして、山口洋(g/HEATWAVE)、ヤマジカズヒデ(g/dip, qyb)、小井出ヒサシ(g/JERRY LEE PHANTOM)、城戸紘志(ds/JUDE)といった豪華布陣が脇を固めている。『風が吹いてきた』の頃の花田を彷彿とさせる「静かな世界へ」から近藤のピアノとヴォーカルだけで切々と唄われる「見知らぬ 魂」までの全11曲は、躍動感溢れるバンド・サウンドから繊細なアコースティック・ナンバーに至るまでその音楽性は実に多種多様。レコーディングに入る前から収録曲と曲順は予め決まっていたそうで、緩急のついた曲の構成も秀逸だ。「ただあるがままの近藤智洋が鳴っている」という本人の言葉通 り、地に足の着いた言葉と珠玉のメロディが“走る風のように、落ちる雨のように”ただそこに在る。何も足さない、何も引かないバランスが心地好い。近藤智洋が紡いでいく歌々がこれから益々楽しみになってきた。(Rooftop:椎名宗之)
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65daysofstatic / one time for all time
MONO-19 2,300yen(tax out) / IN STORES NOW
 “Mogwai”meets“APHEX TWIN”なんて言われてますが、もうそれだけで買いでしょう。いやホント。内容もすごく良いですし。いやホント。轟音・爆音・激情・音の混沌なのに繊細でとても切ない。そんな矛盾が同時に平行して存在してます。こっちの感情を掻き毟りまくることで平常心ではいられなくなることまちがいなしです。全体をデジタルサウンドが支配していますが、バンドの生音がすんごいことになってます。激しく。ドラムがすんごい速いし激しい。頭おかしい。ギターもすぐブーストする。しっぱなし。頭おかしい。サイコー。なのにピアノがすごい綺麗。とくに2とか8曲目が秀逸。海の底までつれてってくれます。宇宙にも。今年サマソニ出演決定しましたね。行くしかないですね。  ちなみにミネザキ(先月号のライブレポ参照)が競輪選手のヘルメットかぶってました。よくみたらそういう髪型でした。内心複雑です。もうすぐ正式店員ですね。(下北沢SHELTER:しゅういち)
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Shocking Lemon /Just Like Beginning
THOM-2 1,200yen(tax in) / 5.06 IN STORES

 炸裂するギターサウンド+スピード感溢れる鮮烈なメロディー+センス抜群のアレンジ・ワーク!そのフレッシュな音楽は一度耳にすれば確実にやみつきになるバンド、Shocking Lemon【オギノタカヒコ(Vo)、タニウチヒデキ(G)、サカタマコト(B)、シミズトシキ(Dr)】、アニメ『はじめの一歩』のオープニング・テーマとして大反響を得た<Under Star><Inner Light>でお馴染み!現メンバーでの活動10年目を迎えますます精力的に活動中の彼らが、2月のライブハウス限定販売第1弾シングル“Vain World”に続き、第2弾シングル“Just Like Beginning”を5/6にリリース。発売日の5/6渋谷La.mamaから始まりツアーのファイナルは、6/15新宿LOFTです!久しぶりのフルアルバムリリースに向けて充実度増加中の彼らの骨太でハードなライブを是非体感して下さい。(新宿LOFT店長:東田慎二)

SLIGHT SLAPPERS / tomorrow... will the sun shine again?
HG-192 1,000yen(tax in) / IN STORES NOW
 世界のSLIGHT SLAPPERS、待望のセカンドアルバム!のつもりでレコーディングしたそうですが、トータル10分ちょいだったので、“アルバム”と言う呼び名ではないそうです。が、10曲入りですので、聴いた感じでは、凝縮されたアルバムという感じです。曲が速いのでそのぶん凝縮されているのだと思います。SLIGHT SLAPPERSの持ち味である、ひねくれた速くて激しい楽曲は健在なままに、今作では、ちょっと面 白い感じや、コーラスの効いたギターが挿入されたり、スラスラ史上最長という、3分の曲という、大作? も収録し、飽きさせない内容となっている所は、やはりさすが、“その筋の匠の技”と言った所でしょうか。カッコイイ!(LOFT RECORDS/TIGER HOLE:オオサワシンタロウ)
高畠俊太郎 / 爽雨 sou
POCE-3523 2,625yen(tax in) / 5.17 IN STORES
 誰でも一度は経験があると思う。あの夏休みが終わってしまう喪失感。
楽しかった後に残る、刹那や悲しみをまさに「爽やかな雨」で洗い流すようなこのアルバムを聞くと、現代が忘れて久しい人の肌の温もりを感じてどうしようもない。
大人になるにつれて忘れてしまうセンチメンタルな淋しさが最終的に滲み出てくる不思議なアルバムに仕上がっている。それはシュンタロウという人間が人生をかけて向き合って生きていくテーマだ。誰もが経験しつつも、皆が無理やり心の奥に閉じ込めた感情をシュンタロウは一生をかけて対峙し続けるだろう。ふっと「生きる」ことに疲れた時にはこのアルバムをずっと思い出す自分でいたいと思う。(mars)
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テルスター / 孤独が匂うのだ
TEKU-002 980yen(tax in) / IN STORES NOW (テルスターTOURライブ会場限定販売)
 テルスターの音楽を以前から好きだった私はライヴにもよく行っていました。テルスターのパフォーマンスを目にした時、こんなにも演奏者全員が熱くなり、MCが面 白くて思わずニヤリとさせられてしまうバンドは初めてで衝撃を受けたのを覚えています。そんな彼等が現在、その熱をそのまま封じ込めたかのような作品をライヴ会場限定で販売しています!!  その名も…「孤独が匂うのだ」。全4曲入りで、テルスターの過去から現在までの代表曲が収録されているといっても過言ではない作品です◎まだテルスターを知らない初心者の方! ライヴに足を運ぶ機会があるのならこのCDから聴き初めてみてはいかがでしょうか?? 5月17日には待望のミニアルバムも発売されます☆それに伴って全国ツアーも決定しているそうなのでみなさん要チェックですよ〜♪(新宿LOFT:酒井理江)
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はしもとみか / お墓参り
IJRC-0013 1,000yen(tax in) / IN STORES NOW
 今年の9月24日に、14年間の長い活動に遂にピリオドを打つことが発表された(公式には解散ではなく“卒業”と発表している)、史上最長活動を誇るアイドルグループ「制服向上委員会(略称SKI)」。SKIは、日本のインディーズアイドル路線を切り開いた他、チャリティコンサートなど独自の活動を展開しているが、10年間在籍する最年長の橋本美香は、さすがに会長職らしく(?)ソロとしてもユニークな路線を走っている。リーダー松尾真冬とデュエットした前作では、PANTA&HAL「マラッカ」、早川義夫「この世で一番キレイなもの」などをカバーし日本の名曲に挑戦していた。そして、今回リリースするシングル「お墓参り」は、70年代フォークを下地とした弾き語り。子供の命をテーマにしており、増加する若年自殺や、繰り返される戦争で命を落とす子供達への鎮魂歌となっている。アイドルという既成概念を取り払って聴いてみたいシングル作品だ。(加藤梅造)
初恋の嵐 / 初恋に捧ぐ
UPCH1169 3,059yen(tax in) / IN STORES NOW
 運命、といかタイミングということを自分は大切にしている。ミラクルが起きたり優しい気分になれる事の方が多いからだ(イヤな事はすぐに忘れる方なので大丈夫)今年の頭に「初恋の嵐」が聞きたくなった。その後ベースメントバーで「対バンの嵐」(初恋の嵐がやっていたイベント)を行っていた。自分は行けなかったが、終了後シェルターに呑みに来てくれたCHATCHATと西山氏のことを語った。そしてふとした時に家の机にこのCDが置いてあった。「久しぶりに聞いてみてよ」と西山氏が言っているような気になり、スパゲッティを茹でながらアルバムを聴いた。「これは想像のストーリー。意味などない」(真夏の夜の事)、「単純にこれを終わらせれば、僕がもう1度君を笑わせる」(good-bye)名曲だらけだ。自分の自慢の中に「初恋」と名乗っていた頃のデモテープをいまだに持っている(初恋の嵐+おまえだけ収録) (下北沢SHELTER店長:西村等)
HARCO / Portable Tunes
MTCA-3007 2,100yen(tax in) / IN STORES NOW
 セルフプロデュース作第3弾『Wish List』を引っさげ開催されたワンマンツアーを各地大盛況にて終了させたHARCO。そんな彼が携わってきたCM音楽をロングヴァージョンとして1枚に凝縮。飛躍のきっかけとなった、スズキアルトのCM「世界でいちばん頑張っている君に」をはじめ、チョコラBBローヤルCM、カゴメ野菜スープCM、ユニ・チャームペットケア「愛犬元気11歳以上用」CMソング等が収録されています。誰しもがきっと一度は耳にした事がある数々のCMソングは、気付けばHARCOが手掛けているものだったりします。15秒の世界から豊かに広がったHARCO流ポップソングの世界がフルに堪能出来るこの1枚は、HARCOのクリエイターとしての才能を存分に堪能出来ます。部屋のオーディオで聴いていたら、キャッチーでポップなメロディの洪水で部屋が充満されました。そして気付けば鼻歌で歌っている私(笑)。(SONG-CRUX:樋口寛子)
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FUGAZI / 9-3-97 WASHINGTON,DC WILSON CENTER
www.fugaziliveseries.com にて通販のみ販売
 残り3つ! とうとうFUGAZIライブシリーズも18まできました。そして今回の盤はFUGAZI 10th anniversary showという歴史的なライブです。場所はもちろんホームである@ワシントンDC。カットインのBRENDAN#1でジャムっぽく始まり、STYROFORM、LATIN ROOTSの流れ。なにやら97年はLATIN ROOTSをよくやっているように思えます。今回もCDは2枚組みなのですが、1枚目最後の「SHOUT THE DOOR」のアウトロがダブ処理されています。あと16曲目「suggetion」で珍しくゲストボーカルが。“AMY PICKERING”とクレジットされてますが??? でdiscordHPで探していたところ、カメラマンとしてクレジットされてました。そんなこともすんのねフガジって。あと22曲目「BED FOR THE SCRAPING」 が録音機材(DAT)のエラーで変になってるところあり(笑)最後の23曲目「FEEL,DESTROYED」はおそらくDATが足りなくてカットアウト(涙)相変わらずでありますが13曲目「DO YOU LIKE ME」のイントロは素晴らしいはじまりかたですよ。 (下北沢SHELTER店長:西村等)
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Mr.Rogers Neighborhood / Non Compos Mentis
CTCD-529 2,500yen (tax in) / 5.12 IN STORES

 ブルー・チアー(60年代の元祖ヘヴィサイケ・ロック)やディッキー・ピーターソンのライナーノーツを手がける日本在住のアメリカ人、ボブ・ロジャーズの2ndアルバムが堂々のリリース! ネイバーフッド(ご近所さん)であるバックバンドは、前作同様、マーブル・シープのメンバーが務めており、当然のごとく、空間をねじ曲げる轟音ヘヴィサイケ・ロックを展開している。また、NYに来たジョン・レノンに最も影響を与えた男、デヴィッド・ピールも特別 参加しており、ボブ・ロジャーズの歌うメッセージをより過激な方向に推し進めている。そのメッセージは(もちろんすべて英語だが)「人々の偽りの関係、不誠実な約束、周囲の意見に流されるノンポリ野郎、職業により自分のプライドが保たれていると勘違いしている連中、有名人はすべて正しいと媚びへつらう弱虫」といった、ボブが東京生活で感じた様々な歪み、そして、彼の祖国アメリカが民衆の命を犠牲にしビジネスとして戦争をする行為、などへの激しい怒りがぶちまけられている。質実ともにこれぞヘヴィロックといった内容のアルバムだ。(加藤梅造)

山田タマル / My Brand New Eden
BVCR-19678 1,050yen(tax in) / IN STORES NOW
 最近マキアージュ(化粧品)のCMでこの曲のイントロを聴いてすごい耳に残っていて誰が歌っているのかと思ったらNaked Loftでも去年から何回かイベント等で出演している山田タマルさんのメジャー・デビュー・シングルで全編通 して聴くと誰でも耳に残る懐かしくも寂しい曲と山田タマルさんの歌うこれからの始まりを予感させる力強い歌声がマッチして卒業してこれから春を迎える人にこれからの新しい出逢いと希望を持たせてくれる歌です。音楽の力っていつの時代になってもその曲を聞くと昔の思い出とかをどこか懐かしく蘇ってくるもので来年もこの曲を聞くと今年の春を思い出すくらい最近の一押しです。メジャーになってからのライブの方もどう展開していくのか今後の山田タマルに注目です。(Naked Loft:上江洲修)
ヤン富田 / フォーエバー・ヤン ミュージック・ミーム2
ASL-RS 0001 1,300yen(tax in) / 05.25 IN STORES
 むかしむかしまだこんぱくとでぃすくがよのなかにでまわりはじめのころ、1まいのでぃすくにであいました。そのでぃすくには、いとうせいこう&TINNIE PUNX「建設的」ってかいてありました。さっそくきいていると1きょくのやさしいうた(らhぁーずっていうみたい)がはいってました。「だいじょーぶ」っていうきょくでした。つくったひとはヤン富田さんってひとでした。
 あれから20年、ヤンさんが新しいCDを出すみたいです。早速CDを聴いてみるとスピーカーから流れてきたのは「だいじょーぶ」。歌っているのはヤンさんがプロデュースするユニット、ドゥーピーズ。珠玉 の名曲が現代に蘇りました。このCDには「建設的」でコンビを組んでたいとうせいこうさん、高木完さんとの新ユニット、ナイーヴスの楽曲も入ってます。ちなみに同発でヤンさんのこれまでの功績をまとめた本も出ます。そして来月、再来月とヤンさん連続CDリリースです。時代の先駆者は健在です。(植村孝幸)
LUNKHEAD / すべて
VICL-36047(初回盤) VICL-36048(通常盤) 1,260yen(tax in) / IN STORES NOW
初回盤はCD-EXTRA仕様マル秘映像パート2収録
 この物語は、昨年10月に発売された「プルケリマ」から始まった。今年2月に発売された「カナリア ボックス」。4月頭の東名阪ワンマンライブ2006「カナリア ダイア モンド」も記憶に新しい、LUNKHEAD。LIQUID ROOM、SOLD OUTという快挙の中、4月に発売されたばかりの「すべて」。只今、「ヘルシー☆ヘルシー☆腹ヘルシー」ツアーの真っ只中。BANDの成長も著しく、精力的な活動に加えて、次長課長とのプロモ、シングル初回盤にはマル秘映像パート1、2が組み込まれていたり、今までにない裏切りともいえる一面 に驚いている方々も多いと思いますが、私もその中の一人であります。そして、この“すべて”には、本来のまっすぐな彼らの気持ちがダイレクトに表現されており、それがはっきりと音になって伝わってきます。ジャケットの色“赤”の様に、熱い気持ちが込められています。2曲目は石川氏作詞、誰しもが抱える混沌あり、その中で自分の答えが見つかるようなそんな詩の印象です。ロック色強く、彼らが影響されたであろう(特に石川氏ではありますが….)BANDへの敬愛の意味すら感じ取れるアレンジです。3曲目は彼らにとっても私たちLOFTのSTAFFにとっても、大切なお二方の曲であり、グッとくるバラードの仕上がりです。 まさにいろんな形で今のLUNKHEADが集約されていると言っても過言ではないこの“すべて”。今までに出された作品、是非並べて見てください。“黒の中のダイアモンド”と“黄色”と今回の「すべて」の“赤”。それは6月発売のアルバムへの扉が隠されており、今まで見たことのない輝きを放つ彼らへの序章ともいえるでしょう。この物語は完結ではなく、いろんな力が作用されていくらでも広がる世界です。その鍵は、きっと皆さんも握っています。(新宿LOFT:アンリン)
THE LOCAL ART/ 愛の言葉
CRCP-10137 1,000yen(tax in) / 05.24 IN STORES
 THE LOCAL ARTのニューシングル『愛の言葉』リリース! ヴォーカル&ドラムの岡田氏が男らしい歌声で歌うのは、付き合っていた楽しい日々を忘れることができないという切ないラブソング。基本的に恋愛になると、後々まで引きずるのは男の人だと言われてますが、まさにそんな感じ。次の人と付き合っても前の彼女を思い出してしまうっていう経験、男の人からよく聞きます。その点、女子はスパーン! ですけどね。だから、逆に『愛の言葉』の詞を読んで、改めて発見するところあり、納得するところあり、男の人ってこうなんだ〜って思う部分多し。人って奥深いですね。でも、タイトルは『愛の言葉』ですが、肝心の“愛の言葉”は出てきません。その言葉を知りたかったりします。言葉には出来ないほどの愛ってことなのかなぁ。でも、この声でホントに愛をささやかれたら一発でノックアウトしてしまいます。  そしてそして、THE LOCAL ARTは6/28にメジャー第1弾アルバム『MiRAI』のリリースが決定しています。インディーズ時代の代表曲『tomorrw』を含む12曲収録です。こちらもぜひ!(Rooftop:やまだともこ)
V.A. / GOOD GIRLS DON'T! XXXTRA
KOCA-26 1,995yen(tax in) / 5.10 IN STORES
 オーナー古閑氏曰く、全精力を注ぎ制作されたというガールズ・コンピレーション。 まず驚きなのがその曲数(全22曲)でこの価格(\1,995-)。更にそのほとんどの楽曲がこの作品の為の書き下ろしという贅沢盤。既発の楽曲を容易くポンポンと発売する、いわゆるありがちな大手メジャーのそれとは訳が違う。愛し方が違う。その莫大な労力お察しします。 各楽曲内容の説明はこのスペースではとうてい無理なので割愛させて頂くが、POP PUNK、ALTERNATIVE、GUITAR POP、POWER POP等々がひしめき合うKOGA POP WORLD!! 中でもTHE DAZES、PRAMBATH、PSYCHAGOGO、CAPRiSの楽曲は個人的にHIT!!! でも一番印象深かったのはGaijinの「BOWLING」という曲。気になります。早速検索したりなんかして…そんな新たな発見もまたオムニバスの楽しさでもあります。GOOD COMPILATION!!(URANOK!39)
Amazonで購入
V.A. / 100PROOF
JLPL-001 1,000yen(taxin) / 5.17 IN STORES *TOWER RECORDS限定販売
 フリーペーパーでおなじみの『JUNGLE LIFE』が100号を記念して、次世代のアーティストをパッケージしたコンピレーションをリリース。収録アーティストは、ライブハウス界隈をにぎわしているhare-braind unity、PaperBagLunchbox、センチライン、SOUTH BLOW、OGRE YOU ASSHOLE、ghostnote、ドブロク、C-999、Fat Prop、DOACOCK、オレスカバンド、ベベチオの12組。『JUNGLE LIFE』独自の視点で選ばれたこの12組が『JUNGLE LIFE』の誌面をはじめ、きっと世間をにぎわす存在になるかもしれない。キラキラした未来と音楽がギュっと詰まった1枚です。(SONG-CRUX:樋口寛子)
V.A. / ROCK THE ULTRAMAN
AVCD-17953 2,548yen (tax in) / 5.10 IN STORES
 我が新宿ロフトは現在オープン30周年モードに湧いているが、日本が世界に誇る特撮ヒーロー“ウルトラマン”はさらにその上を行く生誕40周年を今年迎える。これを記念して、日本を代表するパンク/ロック系のウルトラマンを愛してやまないミュージシャン達がウルトラマン・シリーズの主題歌、挿入歌をカヴァーする好企画盤が登場した。ロックとウルトラマンというサブカルチャーの点と点を結ぶ離れ業を成し遂げたのはやっぱりこの人、音楽ライターの中込智子女史! かつて『特撮狂 〜TOKUSATZCREW』という名コンピを世に問い、今もロフトプラスワンで『ロック好きのための特撮講座』というイヴェントを不定期に行なっているゴメさんにしか実現し得ないアルバムだ。LOW IQ 01、bloodthirsty butchers、RUDE BONES、OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND、BAZRA、杉本恭一、特撮、FOE、Cubismo Grafico、MOGA THE \5、怒髪天、btb吉村秀樹ソロ、MAD3の全13組、各自思い入れのある原曲を咀嚼した上で演者の強烈な匂いをしっかりと封じ込めているのは見事。特にブッチャーズの「ウルトラマンの歌」はブッチャーズ以外の何物でもない狂暴で瑞々しい轟音サウンドで思わず卒倒しそうになった。お察し通 りガッツリと俺の心にヒットしまくりましたよ、リーダー!(Rooftop:椎名宗之)