2005.2.15 (tue) Message Shuttle Vol.5 LIVE ECO LIVE!
環境破壊、戦争、貧困・・・恵まれた日本で生きる私たちとは「関係ない」でいいの?
この音楽空間で感性を研ぎ澄ませ。世界とのつながりを感じよう。
使い捨てカップからリユースカップへの切り替えを機にLOFTが送る、
社会問題を感じるMUSIC&TALK LIVE。
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●イベント開催にあたって

 近年、野外ロックフェスティバルはすっかり日本にも定着しています。一度に何万もの人が集まる野外フェスを成功させるための要因はたくさんありますが、最も重要なのが来場者の出すごみの問題でした。以前(90年代初頭迄)は、野外フェスをやればそこはごみだらけというのが一般的でしたが、特にフジロック以降に大きく導入された「ごみゼロナビゲーション」の成果もあり、来場者のごみに対する意識は相当高まっています。2004年は、ライジングサンでの13分別やフジロックでのごみナビゲーターの一部廃止(※1)、サマソニでのリユースカップ導入と、野外フェスでのごみ処理ノウハウは次の段階へ進化したと言えるでしょう。

 ごみゼロナビゲーションをロックの野外フェスに定着させた国際青年環境NGO A SEED JAPANが、今新たに提案しているのが「LIVE ECO」(※2)です。これはライブハウスで問題になっている使い捨てカップの代わりに、洗って何度も使えるリユースカップを導入しようという計画です。野外フェスは年に数回の非日常的なお祭りですが、そこで高まったごみへの問題意識を、日常的に音楽に触れられる場所であるライブハウスにも定着させたいという思いがあります。ロフトプロジェクトでも「LIVE ECO」に賛同し、各ライブハウスにリユースカップを導入しました。

 この「LIVE ECO」のメッセージをより多くの人達と共有したいと思い、今回Message Shuttleを開催したいと思います。まずは身近なことであるごみ問題を考えることから、もっと広く環境のことに目を向けていきたい。そこにはロックの重要なメッセージである「DIY精神」(自分のことは自分でやる)が重なるのではないかと私たちは考えています。自分の身の回りの、自分で取り組めるさまざまな問題に目を向けていけるような、そんなイベントになることを目指しています。

(※1)フジロックでは毎年、巨大ごみ箱の中で分別方法を誘導(ナビゲート)するボランティアスタッフが存在するが、分別方法が定着してくる最終日には、あえてボランティアによるナビゲートはせずに、来場者の自主性にまかせた。

ごみゼロナビゲーション:http://www.gomizero.org/

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