2012年2月22日(水曜日)の夜スケジュール

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西ヶ原字幕社Presents
「鯨とり」DVD発売記念イベント〜80年代韓国の熱気で真冬の半島を駆け抜けろ!!〜

【出演】
根本敬(幻の名盤解放同盟)
船橋英雄(幻の名盤解放同盟)
佐藤行衛とコプチャンチョンゴル


【司会】森江宏太(ライター)


韓国映画史に輝く名作、「鯨とり」(1984年)が27年の歳月を経て世界初DVD化。制作・発売を手掛ける西ヶ原字幕社が、豪華ゲストを招いて、映画の世界観を語りつくします。

★『鯨とり』とは?
1984年の興行成績1位を記録、数々の映画賞を受賞した映画「鯨とり」。2011年に行われた「青春映画の名作アンケート」でも一位に選ばれるなど、現在まで韓国映画のクラシックスのひとつであり続けています。
ビョンテはさえない大学生。片想いする女子学生にふられ、失意のまま家出をした夜、インテリ乞食のミヌと出会います。
ミヌに連れていかれた売春宿で、口のきけない少女、チュンジャに出会ったビョンテは、囚われの身のチュンジャを生まれ故郷である東海の島に送り届けることを決意。何とか宿から抜けだしたものの、ヤクザは追ってくる、財布は空っぽ。
ビョンテとチュンジャ、そしてミヌの珍道中の始まり始まり…。

1部はDVDのダイジェストを見ながら、制作の裏話をお届け。

2部は「ディープコリア」でおなじみ、幻の名盤解放同盟の根本敬さんと船橋英雄さんを招いてのトークショー。

3部は佐藤行衛とコプチャンチョンゴルのミニライブをお届けします。

※会場で「鯨とり」DVDの販売も行います。

★イベント開催にあたっての根本さんからのコメント

◇84年初めて韓国へ行った時ソウルの映画館で観たのが初めて。(その後、ビデオソフトも渡韓時購入。また日本のどこかの試写室でも観た記憶あり)
黄ばんだ(印象として)画像に見合った、まだ昔の日本‐みたいな風景が色濃かったかの国の景観だけでもグッと来るロードムービー。
3人の主演者の一人、リトルビッグマンこと金秀哲(キム・スチョル)は風貌とは俄かに結びつかないが、80年初期にはまだ少数派だった、メタリックな大韓ハードロックのギタリスト兼ボーカリストとしても出色。
また具昌模(ク・チャンモ)在籍時のソンゴルメ最大のヒット曲、「モドゥタ・サラン・ハリ(総てを愛したい)」の楽曲提供者でもある。
87年ソウル五輪前コリアンミュージシャンらを自ら設立せんとする極東用レーベルにどうかと渡韓したビル・ラズウェルと最も意気投合したのがこの人だった。が、果たして両者のコラボレーションは実現には至らなかった。
尚、その時の渡韓で、花電車も体験したラズウェルは他にサヌリムの金昌完(キム・チャンワン)、民族派ロッカーとして当時日本でもCDの出て李正雨(イ・チョンウ)、そして韓国ロックの重鎮、申重鉉(シン・ジュンヒョン)には上手く会えず、更にディープ゛コリア″パープルともいうべき、白頭山(ペクトゥーサン)当人らにも会うに至らなかったが、プロデューサー/ディレクターとは会ったりした。と、話しが大きくそれたが、84年ソウルの映画館では上映前、観客全員起立し、国家を聴いてから着席後映画は上映されていた。
アルバム「リトルビッグマン2集」にも未収録の、「市場でトッポギだったかオデンだったか買って食うシーン」で流れるギターが炸裂し金秀哲が絶叫するあの曲が素晴らしい。


OPEN18:30/START19:30
前売¥1,500/当日¥1,600(共に飲食代別)

前売りチケットはローソンチケット【L:38956】、下記ウェブ予約にて発売中!!

ロフトA web予約ページ