2003.11.21 18:00〜20:30
STOP THE WALLSTOP THE WALL in PALESTINE 〜海が見たい〜
@ Ikebukuro West Gate Park(池袋西口公園)
〜〜〜和平を隔てる「壁」を止めよう〜〜〜 http://www.stopthewall.jp/
 明日21日(金)池袋西口公園での「壁」イベント着々と準備が進んでいます。

コメントもいろいろな方たちからさっそく集まり始めています。ご協力本当にありがとうございます。当日は、この問題をまったく知らない関心のない人々に「知らせる」ことを目的に、大画面に映像と音楽で、レエヴのパーティのような仕掛けで行います。

通りがかりの人たちがDJや音楽目当てに集まったところで壁の現実を映像、資料、トーク、ダンス、様々な方法で伝えていきます。(会場の都合上大音響とはいかないのですが)

どれも、そんなにスムーズに企画が進んできたわけではありません。でも、「壁」にぶつかる度に、本当に多くの方たちがつながって、関わってくださってきています。東京、盛り上げなくっちゃ!

日本の各地でクラブイベントをオーガナイズしているプロのVJの方たちが、ボランティアで、音楽にあわせた壁のイメージ映像を作ってくださいました。その方たちが広河さんの報告の中にあったカリキリヤの少年の「海が見たい」という言葉に触発され、この副題を提案してくれました。

折りしもナブルス通信の編集長(?)が、同じテーマで記事を出してくださっていました。なので、この少年の「海が見たい」という思いをこの問題の象徴にしていこうという話になりました。

クルド人難民の方たちの屋台シュワルマ屋さんも出ます。プロのDJやVJもボランティアで参加してくれます。現地の映像も豊富に集まりました。私は当日は、進行役をします。

イスラエルのやっていることはどれも卑劣ですが「壁」は、その卑劣さが誰にとっても、単純にわかりやすいので「壁」から社会問題化していきたいです。いろいろな方たちからのコメントも必死で集めています。皆さんもどうぞカンパ、コメント集め、プレスへの取材要請さまざま、ご協力お願いします。

森沢典子


●集まってきているコメントあれこれ●

知ってください。想像してください。壁は、私たちと同じ、ふつうの暮らしがしたい人々の絶望なのです。
―― 池田香代子(『世界がもし100人の村だったら』再話者)

イスラエルの分離壁はナチスのアウシュビツと同じ。絶対に許せない。
―― 加藤和博 (労働者)

生活の糧を得られない範囲に人間を閉じ込める壁など、牢屋の檻と変わりません 。ただその地に住み、暮らしていただけの人々をじわじわと兵糧攻めで殺そうというのでしょうか。たまりかねて生き延びる手段を模索すれば爆撃される、こんな非人間的なことが許されていいはずがありません。即時撤回を求めます。
―― 田村ゆかり

パレスチナからの怨嗟の声に無関心でいることは、自ら加害者となることにほかなりません。
―― 寺尾光身(てらおてるみ)名古屋工業大学元教員

物理的な壁も、人の心をさえぎることはできません。
―― 本田佳世子

壁の建設に強く反対します。もうパレスチナの人たちへ苦しみや悲しみを贈り続けることはやめて下さい。
――  新井理恵 (埼玉県 高校生)

人として生きることを拒否する<分離壁>は、爆撃、虐殺、不当逮捕などと同じ人権侵害。決して許せない! 
―― 木村厚子(主婦、岐阜)

70年前のホロコーストで受けた絶望を、「アパルトヘイト・ウォール」で追体験しています。即時撤去を。
―― 青木 裕一 (市民)

☆知ってください →パレスチナの壁のこと知ってください。
☆参加下さい →11月21日(金)のアクションに参加してください。 
☆広めてください →このメールをお知り合いの方に転送してください。
☆助けてください →賛同金をいただけますと助かります。

◆当日どんなことをするの?

# 「分離壁」って何なのか、映像・写真・音楽でわかりやす〜く説明します。

# パレスチナでの暮らしを垣間見る寸劇もあります。

♯ 壁で生活がどうなってしまっているか、直接パレスチナ人から国際電話で
   話を聞きます。

# アラブのご馳走シュワルマ屋さんが出ます。

# 状況はわかった。今すぐ何かしたい。でも何をしたらいいの?
   ・・・という人のためにハガキを用意しています。
   シャロン首相や小泉首相、ブッシュ大統領に直接メッセージを送ろう。
   それが何より一番効きます。

(当日の内容は予告なしに変更されることもあります)


~~~~~~~~~引き続き呼びかけ文・賛同文を寄せてください~~~~~~~~~~


イスラエルが建設する「隔離壁」が新しい平和の障害として立ちはだかっています。国連決議と国際法に違反し、パレスチナの土地を収奪して占領を永続化するための壁。ベルリンの壁よりも高く、高速道路よりも幅の広い太い帯が、ヨルダン川西岸地区の土地を奪い、家をつぶし、人々の生活を破壊しています。壁の建設当初から、生活の基盤を奪われるパレスチナ人たちは国際社会に助けを求め、その不当性を訴えてきました。

しかし平和な生活を願う普通の人々の気持ちを押しのけて壁の建設は続いています。

この国際的な非難も寄せられている「分離壁」による更なる窮状を訴えるパレスチナのNGOネットワークに呼応して、ベルリンの壁が崩壊した11月9日を中心に、世界各地でこの「分離壁」に反対する市民の集会やパレード、ティーチインなどが予定されています。

「壁」の建設の実態について、日本ではまだ一般の人々にほとんど知られてすらいません。

そこで私たちは、21世紀の歴史の汚点ともいうべきこの「壁」建設の実態を少しでも多くの人に知られることを望み、下記の通り来る11月21日(金)にイベントを企画しております。

つきましてはより多くの人々の関心を呼び、広く社会に問題提議していくきっかけとなるよう、皆様からの賛同、呼びかけの言葉をいただきたく依頼申し上げます。

・50字以内
・氏名、肩書きを添え、11月19日までにメール、またはファックスで
 お届けください。

いただきましたコメントは、マスコミへのリリース、イベントの呼びかけ、
当日の会場などで公表させていただきます。是非ご協力くださいますようお願い申し上げます。

Stop the Wall!!実行委員会

(連絡先)〒171-0031 東京都豊島区目白3-4-5 アビタメジロ304号
電話 03-3953-1393  FAX 03-3953-1394
E-mail hit@juko-in.com
http://www.stopthewall.jp/


◇後援◇JANIC、豊島区社会福祉協議会,日本ユネスコ協会連盟

◇呼びかけ団体◇
(特活)アーユス仏教国際協力ネットワーク、
(社)アムネスティインターナショナル日本支部、
(特活)シェア=国際保健協力市民の会、CHANCE! pono2、
(特活)日本国際ボランティアセンタ、(財)日本クリスチャンアカデミー、
日本キリスト教協議会(NCC)、日本パレスチナ医療協会、(財)日本YMCA同盟、
(特活)パレスチナ子どものキャンペーン、パレスチナの子供の里親運動、ピースボート

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壁についての詳細は下記のサイトをご参照ください。

 http://plaza17.mbn.or.jp/~CCP/wall/wallf.html
  目次:
  ●壁の地図(日本語)
  ●わかる「隔離壁」をめぐるQ&A
  ●図解明解−壁に囲まれるヨルダン川西岸地区(工事中)
  ●「隔離壁」に関する主なニュース,論説集
  ●「隔離壁」に反対する活動のお知らせ
  ●「隔離壁」の写真のページ(Pengon)


‘‘‘‘【私たちが壁に反対する理由】‘‘‘‘


「隔離壁」の建設は・・・

・パレスチナ人を差別する「アパルトヘイトの壁」をつくり「ゲットー化」させている

・国際法と国連安保理決議に違反している

・家屋や農地が破壊され土地が接収される

・「壁」の外に多くの人が取り残され、生活が困難になる

・ヨルダン川西岸地区を小さな区画に分断し、人々の移動を制限する

・自立したパレスチナ国家建設を事実上不可能にする

・最終的にはヨルダン川西岸地区の約半分をイスラエル側に併合し、入植地の存在を恒久化する

・中東和平の達成の障壁となる

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

1989年11月9日、「ベルリンの壁」が市民の手で壊されました。分断された人々が、対立と不信の時代に自ら終止符を打ち、無理解や偏見の象徴としての壁を取り払ったのです。

今、パレスチナでは、爆弾事件や軍事行動ばかりが取り上げられる報道の陰で、数百キロメートルにわたる「分離壁」の建設がイスラエルによって進められています。国連決議も無視し、自治区内の往来だけでなく、農地や水源へのアクセスも不可能にし、人々の生活を引き裂き生きることさえ困難にしています。

この国際的な非難も寄せられている「分離壁」による更なる窮状を訴えるパレスチナのNGOネットワークに呼応して、ベルリンの壁が崩壊した11月9日を中心に、世界各地でこの「分離壁」に反対する市民の集会やパレード、ティーチインなどが予定されています。

私たちパレスチナの平和を願う団体は、この世界の願いを日本でもかたちにし、現地の人々にエールを送るとともに、多くの方々に現状を知っていただき、ひいては一人一人の心の壁を見つめながら平和について考えていただきたくために、このイベントを企画しています。皆様のご参加、ご協力、ご賛同をお呼びかけ致します。


◆賛同金等のお願い
 このイベントを実施するために、分離壁の建設に抗議する市民の方々からのご協力を募っています。

より多くの方々のご賛同、ご協力をいただくことで、囲い込まれ孤立させられる現地の人々に少しでも希望をもってもらいたいと思います。

 ●賛同金 
個人=1口3,000円、団体=1口5,000円(呼びかけ団体10,000円)

その他、募金、カンパもぜひよろしくお願いいたします。また、イスラエル政府(大使館)等へ宛てた「抗議はがき」の頒布も予定しています。
 【振込先】郵便振替:00180-8-499739 口座名:パレスチナ・ピースファンド

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注目・関連記事
●1025「和平を隔てる壁」報告会【広河隆一さん(フォトジャーナリスト)の
  報告】森沢典子ウェブサイト http://www2.odn.ne.jp/midi/
●アパルトヘイト・ウォールがめざす《最終解決》
  ペンゴンへのインタビュー(すごい記事です)
  STOP THE WALL 
http://www.stopthewall.jp/  もちろん日本語。

●ナブルス通信 2003.11.07号より
 http://www.onweb.to/palestine/
特別版:STOP the Wall!  キャンペーン その1.
◇壁で囲まれた町 パレスチナ・カルキリヤから◇

「海が見たい」
                             
少年は海を見るのが好きだった。
家から地中海までは15km足らず。
でも、海に行くことはできない。そこはイスラエルで、パレスチナ人の少年は入ることを許されていないから。父親が必死に働いて作ったお金で建てた家のバルコニーから地中海が見えた。
少年はその海を見るのが好きだった。

ある日、海が少年の前から消えた。
海の代わりにバルコニーの目の前に現れたのは、高さ8mの「壁」だった。
イスラエルがヨルダン川西岸地区内に建てている「壁」だ。
「僕は壁ではなく、海を見たい」
「僕達は、向こうの海に落ちていく夕日を見たくて、ここに家を建てたんだ」

少年の家は「壁」に近いという理由で、イスラエル政府から取り壊すという通告を受けている。
(上記に紹介した広河隆一氏の報告から再編)
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◇11月9日は世界各地で「Stop the Wall !」の行動が。
 日本でも11月にはいろいろな呼びかけが行われています。
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パレスチナの環境NGOの連合体であるPENGON(The PalestinianEnvironmental NGOs Network)から「Stop The Wall! キャンペーン」が呼びかけられています。14年前にベルリンの壁の崩壊が世界の注目を浴びた11月9日には、世界各地で抗議行動が行われました。(大阪9日、東京21日は下記のキャンペーンサイト内「イベント情報」で。世界63都市以上)。

ローマでは3万人!下記のサイト参照。大阪の11・9の様子もアップされてます!!
http://stopthewall.org/worldwideactivism/103.shtml

詳しいことは
「Stop the Wall !! キャンペーン」へ
http://palestine-heiwa.org/wall/stop/
内容:
○ひとりでもできる「壁」を止めるうごき
○PENGON へのインタビュー
○PENGONによる署名の呼びかけ
○イベント情報
○関連サイトへのリンク

「壁」についての詳しい情報は
「特集:アパルトヘイト・ウォール」へ
http://palestine-heiwa.org/wall/wall.html
内容:地図・写真・関連文章&サイトへのリンク

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