シェルター・オーディション秘話初激白
一同:よろしくお願いします〜。
西村 等(SHELTER):今回はこんなインタビュアーですいません。思いっきり素人な2人で…。
有泉充浩(b):大丈夫っすよ。
酒井泰明(vo, g):うちらもインタビューとか両手いかないもんね。
マネージャー斉藤:きっと俺のほうがインタビュー(の場にいることが)多いと思う。
西村:んでは、今度の『モールスまつり』のことやシェルターとモールスなどのお話を…高森も質問考えてね。
高森ゆうき(SHELTER):あっ、はい!!
西村:バンド結成っていつ頃ですか?
内野正登(ds, cho)
:一番やっちゃいけない大学のサークルで結成しました。
有泉:まだその頃、僕いなくて。
西村:確か〈ヒナギク〉ですよね? HPに載ってた…シェルター初めてって覚えてます?
内野:覚えてますよ〜。この話をする時が遂に来たか…。
酒井:オーディションで…。
西村:えっっ、すいません、全然覚えてない…あの、結果 って…。
内野:不合格で…。
一同:(笑)
西村:あっ、そうでしたか…俺、(審査)やってましたか?
内野:ばっちり。この話は今までひた隠しに(笑)、あの時の言葉を胸にここまで頑張ってきました。
西村:うわ〜、すいません!! ヤな汗出てきたっす(泣)。俺、見る目ないなぁ…。
高森:その後は?
酒井:確か、昼の部でイベントでした。エレキベースのイベント。
高森:あっ、俺、それ照明やったの覚えてます。 斉藤:それで何年前?
内野:5、6年前かな? その後はMODEST MOUSEの前座('99年6月でした)で、そのライヴが転機でいろんなところでやるようになりました。
西村:俺が覚えてるのは、やっぱり酒井さんのMCとかステージングで。ギターのないところまで弾いてたりするやつ。
内野:昔はMCとかもあんまりなかったんですよ。
酒井:自然の成り行きで。
西村:『モールスまつり』は8月で10回目ですね。あの“まつり”って…。
酒井:2回目までは渋谷屋根裏さんでお世話になってまして('02年4月が1回目でした)、「イベント・タイトルどうします?」って訊かれて。とりあえず「まつりっぽい感じでやりたい」と仮で話してたらそのまま。いや〜、10回もやるとは思わなかったなぁ。
有泉:初めは詩人がいたり、占いやったりで。
高森:“モールス焼き”【註:場内で作る自家製お好み焼き】って具とか変わってるんですか?
内野:基本はあのままですね。この前のツアーは名古屋で“モールス焼き”の仕込みをしてました。「スーパーない? スーパーは?」って食材探して。 一同:(笑) 斉藤:何しに名古屋まで来たんだ!? っていう。
西村:スパルタ(ローカルズ)やブッチャーズとやった時はお客さんが入りすぎて売りづらかったんですもんね。
内野:売り切ったところでそんな上がりもないっていう(笑)。
西村:ブッチャーズの吉村(秀樹)さんが「俺が焼く!」って意気込んでた割に…。
酒井:コバルトがシチュー持ってきてたよね。
一同:(笑)

イアン・マッケイに皿を持たせたりしてました

西村:“しおり”はやっぱり酒井さんが担当で?【註:『モールスまつり』には毎回“しおり”が配られているのです。酒井ワールドを垣間見ることができます。最高におもろいです】
酒井:全部やってます! 幾日も前から古本屋などでネタ仕込みを。ホチキスで止めたりするのが大変で…。
斉藤:最近「足りない」って声が多いから、もっと作んないとね。
酒井:深夜にコンビニでコピーとかとって、結構お金が…。 一同:(爆笑)
有泉:メンバーも当日まで内容知らされないんですよ。結構彼(内野氏)がネタにされてますね。
内野:ロボットみたいになってた時もあったな〜(笑)。
西村:この前出た『DUB NARCOTIC SESSION』は海外レコーディングですよね?
有泉:昔のアルバムが廃盤のようなもので、再録とあとライヴでやってるけど未収録の曲ということで。二階堂和美さんとアメリカ・ツアーに行った時('03年10月)に録音してきました。今回ツアーで売りたかったのですが、めでたくなくなってきたので追加プレス中です。 斉藤:「バブル期」って曲が結構ライヴでやってるのにCDになかったので、入れたかったんですよね。
西村:海外は結構行ってますよね。『YOYO A GO GO』とか。
有泉:僕はちっとも知らなかったんですよ。Kレーベルとか海外のバンド。モデストとやってから広がってきたね。
内野:昔はイアン・マッケイに皿を持たせたりしてました。
高森:えッ?
西村:FUGAZIの?
内野:テイ(・ウォン・ユ、Built to spillなどのジャケットでおなじみのイラストレーター、さらにKicking Giantとしても有名)さんのバースデー・パーティーをキャルヴィン(・ジョンソン、DUB NARCOTIC SOUND SYSTEM/Kレーベル・オーナー。生きる伝説です)の家でやってて、そばにおっさんがいたから「ちょっとお皿持ってて」って。「イアンっていい人だね」とか言って日本に帰ってきてからFUGAZIの存在を知りました。【註:イアン・マッケイ(IAN MACKAYE)=FUGAZIのヴォーカル+ギタリスト/DISCORDレーベル・オーナー。今現在世界のインディー・レーベル+バンドに影響を与えたと言っても過言ではない人物】
高森:“内野Tシャツ”はどうなんですか?
一同:(爆笑)【註:ブートで内野さんTシャツが売られているのです】
斉藤:あれ、オフィシャル・ブートみたいなもんだよね。
高森:僕がそのTシャツをシェルターで着てたら「そのTシャツは何なの?」ってお客さんに突っ込まれたんですよ(笑)。
酒井:知り合いのライヴを観に行ったら、隣の人がそのTシャツを着てまして。「あっ」って指さしたらその人が「あっ」ってTシャツ隠しながら逃げて(笑)。とっ捕まえて訊いたら「ライヴハウスにいる気になる人とかインパクトある人をモデルに、勝手にTシャツを作ってます」って。まぁ、アートだよね(笑)。
西村:それについてジェラシーとかないんですか?
有泉:ないない。全然(笑)。
酒井:あるライヴで、シャツの下に内野T仕込んでライヴ中にうっちーに見せるってことをやったら、結構普通 の反応で。
一同:(爆笑)
高森:あれって結局、モールスTシャツでは…。
酒井:ないです。ブートです(笑)。あくまで内野Tシャツ。あ、でももうなくなってきたから発注しないと(笑)

■Release info.

DUB NARCOTIC SESSION

mooo-001/002【CD/DVD】
1,800yen (tax in)

【Disc-1】1. バブル期 2. めまいセロハンごし 3. なわとびの前で 4. アニバーサリー欠乏症
【Disc-2】US Pacific Northwest Tour 2003

Live info.

第十回 モールスまつり
8月27日(土)下北沢 SHELTER

w/ LABCRY / トクマルシューゴ
OPEN 18:30 / START 19:00
TICKET: advance-2,300yen / door-2,600yen(共に1DRINK代別)

MOOOLS SUMMER TOUR 2005“DUB NARCOTIC SESSION TOUR”
8月18日(木)松本 RIDEOUT
8月19日(金)京都 CAFE INDEPENDANTS
8月20日(土)難波 BEARS
8月21日(日)名古屋 CLUB ROCK'N ROLL
8月27日(土)下北沢 SHELTER『第十回 モールスまつり』(上記参照

nhhmbase presents 6「空欄に千とするコスモス」
7月24日(日)三軒茶屋 HEAVEN'S DOOR

w/ nhhmbase / sim / FLUID / 赤い疑惑
OPEN 18:00 / START 18:30
TICKET: advance-2,000yen

MOOOLS OFFICIAL WEB SITE http://www.moools.com/

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