2月14日チケットプレゼントのお知らせ。
2月14日に新宿LOFTで行われるストレイテナー<「TITLE」購入者特典フリ−ライブ>のチケット受付は終了致しました。当選者の方のみ、2月11日(金)中にメールにてご連絡差し上げます。
1stフルアルバム『LOST WORLD'S ANTHOLOGY』から1年。ついに2ndアルバム『TITLE』がリリースされた。前作から、ベースには日向氏(現ZAZEN BOYS)が加わり、以前にも増してさらに重量感のある音を響かせている。また、ホリエ氏の作る詞は楽曲の世界をより鮮明に、そして映画を見ているかのようにストーリーを想像させる。 今回アルバムをリリースし、初のワンマンツアーを行うということで、ホリエ氏に直撃インタビューを敢行! ライブ中の彼らの実態はつかもうにもつかみきれないところが多いのだが、素顔は意外と話しやすく、終始なごやかなムード(?)でお話を聞くことができました。(interview:やまだともこ)

●あうん度が高まりました
―――昨年2月号のROOF TOPにストレイテナーさんが掲載されているんですが、日向さんが加入したりという直後でもあり、そこから約1年ということで、今のストレイテナーというのはホリエさんから見てどうなんでしょう?
ホリエ バッチリですね。最初からバッチリだったんだけど、“あ・うん”度が高まったように思います。僕がアコギで曲を作ってバンドでアレンジするとき、何も言わなくても固まって行くんですよ。
―――思ったことを言わなくてもみんながわかってるっていう状態?
ホリエ(vocal&guitar) そうです。
―――日向(bass)さんもバンドにも慣れたというか…。
ホリエ スキルもあるし、ムードメーカーでもあるしイイ感じですね。3人になって前よりも…うるさくなりましたね(笑)。
―――じゃあ今バンドの状況ってすごくいいんですね。そこで、今回のアルバムは日向さんが入ってからの2作目になるんですよね。
ホリエ ファーストの時は曲を作るあたりまではナカヤマ(drums)君と2人でやってたから、ベースは骨組みがある上で入れてもらったんですよ。でも今回は土台から全部やってもらって気持ち的に全然違いました。楽曲的にも変化はあると思いますよ。未完成なところからアイディア出し合ってるから今までにない展開をする曲もあるし。
―――私は今回一番最後の曲『KILLER TUNE』が新しい感じがしてすごくいいなと思いました。
ホリエ コレはボーナストラックで完全に僕の趣味なんですけどね(笑)。オリジナルバージョンのワンフレーズをループさせて、ギターとか効果 音とか足して作ったんです。『KILLER TUNE』をシングルで出したから、そのままアルバムに入れてもつまらないし。初期衝動でできた曲ですよね。なんかに似てると言われても文句の言えない初期衝動。昔から聞いてくれてる人には懐かしいし、最近の人には新しいかもしれないですね。

●アルバムにはありのままのアイディアを詰め込んでます
―――では、アルバムのタイトルを『TITLE』にしたのはどんな意図があったんですか?
ホリエ もともと短い単語一言で題名付けようと思って、これが閃いたんですよ。このアルバムを表していると思いますね。自信もあるし、「無題」とか「UNTITLE」っていうのはよくあるんですけど、題名が『TITLE』っていうのはね。まわりがやってないことをやりたいと思ったんですよ。
―――制作期間はどれぐらいでした?
ホリエ レコーディングは2ヶ月ぐらいですね。リズム隊は最初の1週間ぐらいでやって、その後ギター入れたり歌入れたりミックスやったりっていうので2ヶ月間ぐらい延びてるんですよ。
―――順調には進んだんですか?
ホリエ はい。ある程度作ってからスタジオに入るんで、迷ったりとかしないですしね。あとは、思い通 りにできるまでやり続けます。妥協しちゃうと上がってきてからめちゃめちゃ後悔しますから。
―――確かにそうですよね。ではアルバムが出来上がって手応えはいかがでした?
ホリエ わりとゆっくり作れたし、すごくいいアルバムだと思いますね。
―――以前シングルでリリースされている『TENDER』(M-4)をリテイクしようと思ったのは?
ホリエ ん〜。ちょっと悔いがあったのかな。アルバムにはもちろん入れようと最初から思っていたんだけど、出したい音が明確にあったから、その音に録りたいっていうのがあって。より『TENDER』の世界が出せたと思います。
―――あと、『泳ぐ鳥』(M-3)も気になった曲で、これは唯一英語詞なんですね。
ホリエ 曲が最初にできて、英語じゃなきゃかっこよくないだろうって思って…。無理に日本語に変えなくてもいいかなと思ったんですよ。それでタイトルが日本語なのは遊び心というか…。でもすごく溶け込んでると思うし。
―――アルバム全体の流れとしてもいいですしね。。
ホリエ そうなんですよ。あと、流れと言えば『TENDER』の詞の頭が「12月」っていう言葉なんですけど、前の曲の『泳ぐ鳥』の詞の最後が「DECEMBER COME」で繋がってるんですよ。そういう流れはまだあるんですけど、アルバムタイトルが『TITLE』じゃないですか。それで1曲目の『SAD AND BEAUTIFUL WORLD』の詞の頭が「題名〜」っていう言葉で始まっているんですよ!!
―――おぉ! ホントだ!!!! これは意図的に?
ホリエ 後から気付きました(苦笑)。
―――(笑)ではこういう繋がり以外に、このアルバムを制作する前に考えていたことってあります?
ホリエ ファーストアルバム出したときにそれまでの僕らの持っているものを全部出し尽くして、今回は日本のバンドもそうだし、海外のバンドも取り入れて消化するっていうことを考えました。
―――ということは、1から新しい気持ちでやれたんですか。
ホリエ はい。
―――海外のバンドを取り入れたということなんですが、最近ホリエさんがよく聞いているのはどんな音楽ですか?
ホリエ いっぱいありすぎてどれとも言えないんですけど、昨年1年では北米のインディーバンドかな。やさしいカンジでリズムを打ち込んで入れてみたりとか、ギターの音がクリーンだったりするんですよ。だから今回そういうものをやってみたくて『LOVE RECORD』(M-9)を作ったんです。あと、1曲目『SAD AND BEAUTIFUL WORLD』なんかはドラマティックに展開していくかんじだし。
―――やさしい曲と言えば、ストレイテナーの曲は激しい中にもやわらかさがあると思いますが。
ホリエ 昨年はやさしい曲が作りたい心境だったんですよ。でも今年はがつがつせめていきますから(笑)。
―――それはそれで楽しみですね。では、今回レコーディングをするにあたって気を使ったことってあります? ライブでやることを前提に作ったとか。
ホリエ それは考えなくもないけど、だからと言ってとらわれることもないですね。ライブでできなかったらできなくてもいいし、ライブで良くならなかったらやらなければいいだけで。レコーディングの時はアイディアをありのまま全部詰め込んで、ライブでやることは後で考えてます。
―――そういえば、今回は重たい曲とポップな曲が入り交じってるという印象を受けましたが。
ホリエ 僕は全編ポップだと思うんですよ。でも今回はよりドラマティックさが増してますね。クリーンな音で悲しいと美しいの両方を表現してますし。あと、エレピの音は僕が弾いてるんですよ。普段はギターやベースだけだからやっぱりそれだけで雰囲気がガラっと変わるんですよね。
―――そうですね。じゃあもしこの曲をライブでやるとしたらどうやるんですか?
ホリエ 考えてないですね〜。ライブではやらないかもしれないです。

●ライブはダイレクトに伝えあえる場所
―――でも、エレピ弾くホリエさんも楽しみにしている人が多いんじゃないですか? そしていよいよ、このアルバムを引っさげてツアーに行かれるんですが、意気込みは?
ホリエ 未知のワンマンツアーですからねー。今までワンマンと言っても東名阪しかやってなくて、他はイベントでしか行ったことないから、どこまで自分たちだけを見に来たり聞きに来る人がいるかっていうのが不安だし楽しみ。
―――ストレイテナーにとってライブとはどんな場所ですか?
ホリエ ダイレクトに伝えあえる場所ですね。CDの売れてる枚数に対してライブに来るお客さんの数が多いんですよ。ということは生で聞くのを求めている人が多いのかなって思いますね。その答えですかね。
―――CD買ってないけどライブはすごい好きだってことですね。ライブを好きって言ってくれるっていいことですよね。
ホリエ 欲を言えばCD買って! とも思いますけどね(笑)。でも、ライブにお客さんがいっぱい来てくれるっていうのは、今までずっとやってきたし、ライブには自信あるし、その結果 だと思うとすごくうれしいです。
―――みんなライブを楽しみにしているんですよ。初めて来たお客さんでも、ストレイテナーのライブなら魅了されるというか、取り込めるんじゃないかなと思います。
ホリエ でも、僕ら演奏する以外になんの楽しめるところもないんで(苦笑)、演奏で惹きつけないと。
―――あと2/14には新宿ロフトでフリーライブというのがあるんですね。
ホリエ ロフトは立ってる場所によって全然音が違うからなるべくステージの正面 で聞いて欲しいですね。
―――そういえば、ちょっと前の話になってしまうんですが昨年7月に日本武道館のステージに立たれてますよね。興味があるんでお聞きしたいんですがあそこまで大きいステージってやる側としてはどうなんですか?
ホリエ やってるほうは変わらないんですよ。どう見えてどう聞こえるのかわからないですけど、異常ではありましたね。上からも人が見てるし。あとステージ上がって会場を一回見渡してやろうと思ったら自分が思ってたよりも客席が高くて目が泳いじゃって…(笑)。ただ、熱気とかもそうなんですけど、お客さんが遠いから逆に冷静になるというか、武道館は常/14にヒンヤリしていたかな。あとは、上から見下ろされるライブよりはどっちかって言えば見下ろしたいんですけどね(笑)。

■Release info.

TITLE

TOCT-25572 
CD-EXTRA [KILLER TUNE] VIDEO CLIP収録
\2,500-(tax in)/ OUT NOW!!
CD-EXTRA仕様

KILLER TUNE / PLAY THE STAR GUITAR

[CD+DVD]完全生産限定盤
\1,350-(tax in) TOCT-4812 [CD]
通常盤\800-(tax in) TOCT-4811
CD-EXTRA仕様 OUT NOW!!

Live info.

Tour TITLE
2.26 東京 SHIBUYA-AX
3.4 大阪 BIG CAT
3.5 金沢 VAN VAN V4
3.12 長野 LIVEHOUSE J
3.13 新潟 CLUB JUNK BOX
3.19 福岡 DRUM SON
3.20 長崎 DRUM Be-7
3.22 広島 ナミキジャンクション
3.23 岡山 ペパーランド
3.25 名古屋 CLUB QUATTRO 3.31 郡山 #9
4.1 仙台 CLUB JUNK BOX
4.3 札幌 ベッシーホール
TOTAL INFORMATION :VINTAGE ROCK 03-5486-1099
2.5 幕張メッセ<SONICMANIA 05>
2.14 新宿LOFT<「TITLE」購入者特典フリーライブ >(応募招待制)
3.27 SHIBUYA-AX<fuzz maniax supported by smart>

オフィシャルサイト→http://www.straightener.net/


ストレイテナーから素敵なプレゼントがあります!
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