祝・結成15周年! BORN MADなMAD PEOPLEのためにMAD MUSICを創造し続ける3人のMADクリーチャー…MAD3。この度、自らの主催するレーベルROCK' N' ROLL KINGDOMを旗揚げし、12月25日に2曲入りシングル『KING PYRAMID SPECIAL』をリリースすることとなった(なんとジャケはピラミッド型!)。なにかの映画のサントラ? っと疑わずにはいられないほどドラマチックでプログレッシヴなこの2曲は、文字通 りロックンロールの進化形とも言える。おっと、心配はいらないぜ。こいつは決して難解なものではなし。即効性あり。瞬間発狂必須の必殺ナンバーだ。このような最新型どころか未来型のロックンロールをひっさげて帰ってきたMAD3に15周年の心境と、12月23日のシェルター・ワンマンへの意気込みなどを語ってもらった。

心に秘めた小さなR&Rを集結して偉大なるR&R KINGDOMを築くのだ!!!

MAD! CHAOS!! GALAXY!!! な「KING PYRAMID SPECIAL」
──まず、今年で結成15周年とのことですが、心境から教えて下さい。
EDDIE LEGEND(G;以下 EDDIE)「“絶対の今”を生きることの積み重ねでしかないね。でも、今まで支えてくれた協力者たち、マッド・クルーのみんなには心から感謝します」
HARUTO(B)「15年たっても今が一番良い! きっと来年もそうだと思う。やっぱり皆には感謝してます!」
KYO(Ds)「あっという間ですね。まぁ常に現在がベストでいようと思ってるからね」
──今回のシングルは自分たちのレーベル(ROCK' N' ROLL KINGDOM)からのリリース第1弾ということですが、自らのレーベルを作ったきっかけはなんだったんですか?
EDDIE「人生には冒険が必要だからね」
HARUTO「やってみなくては判らないことってのを判ってみようとね」 KYO「100%自分たちで納得がいくものを一回やってみたかったからだね」
──ジャケットも自分たちで作られたそうですね。
EDDIE「そうそう。ジャケットも全部D.I.Yで作った。ジャケがピラミッド型なんで、業者がやってくんなくて。切ったり貼ったりをメンバー3人でやりました」
──そうなんですか! それは手にしたファンにとっては感慨深いですね。さて、まずタイトル曲の「KING PYRAMID SPECIAL」ですけど、1stの『JACK THE VIOLENCE』にも「KING PYRAMID」という曲がございますよね。今回はソレに“SPECIAL”が付いております。関連性は?
EDDIE「もちろんあの曲の続編なんだけど、この曲にはピラミッドの宇宙的世界観や土俗的シャーマニズムなどが更に融合して、よりマジェスティックな魔術が込められている」
HARUTO「まさにその通り。あの世界感をより強力かつ壮大に表現したんだ」
──あぁ、確かに。より壮大になってますね。
KYO「今の俺達のピラミッドはこんな感じってとこかな」
――なるほど。で、この曲はキリング・ジョークを思わせるんですが、意識されましたか?
EDDIE「おっ! するどいねぇ。キリング・ジョークは小学生の頃から大好きだね。最近気付いたことがあってさ。それは俺が『次はプログレ・パンクだ』ってよく言ってたけど、実はキリング・ジョークこそが元祖プログレ・パンクなんじゃないかってこと」
──お2人はいかがです?
HARUTO「キリング・ジョークはやっぱ好きだね。でも、フレーズ的には特に意識してはないかもしれない、が、無意識に出ているかもしれない」
KYO「俺はキリング・ジョークとブラック・サバスを意識して叩いてみました」
──この曲はどういうイメージで作ったんでしょうか?
EDDIE「“狂い”だね。無意識の闇から突き上げるマグマの如く人智を超えた魔境の精神的危機をMAD3流ロックンロールの法則で表現した」
HARUTO「MAD! CHAOS!! GALAXY!!!」 KYO「いや〜本当に狂ってるよ、この曲」
──もう一方の『IL“MATT”』という曲はどういうところからインスピレーションを受けたんですか?
EDDIE「古き良きイタリア映画と偉大なるマエストロ、ニーノロータから」
──あぁ、そういう雰囲気ありますね。で、そもそも『IL“MATT”』というのはどういう意味なんですか?
EDDIE「直訳すると『狂人』。でも、泣いてる少女に『きみにだって神様がくれた役目がある』と言って慰めるやさしい男」
──途中、ギターだけになる部分が凄く印象的ですね。
HARUTO「思う壷だね、ここを印象づけるために音響的にも凝ってるよ。聴いたらみんなちょっとびっくりするかもね」
EDDIE「いつも家のソファーで愛猫に聴かせていた一節だね。そもそもこのフレーズが元になって出来た曲です」 15周年最大の事件は“いまだにこの3人でやり続けてること”
──2曲を通して感じることなんですが、プログレにも通じる壮大さです。以前、EDDIEさんは「踊れるプログレ」を作ると仰ってましたが、これがソレでしょうか?
EDDIE「まさにソレだね! 俺プログレ大嫌いだったから(笑)、ティーンのためのプログレをやりたかった」
──KYOさんは確かプログレ好きでしたよね。
KYO「うん。俺は昔からプログレも好き。でも、これは本来の言葉の意味でのプログレッシヴな曲だと思うよ」
──確かに進化したロックンロールです!
HARUTO「俺は昔から凝った構成の曲とか好きだったから、プレイしてても面 白いよ。でも、ただ複雑にしましたよって感じになってないってとこがポイントね」
──必然性のある複雑さですよね、ドラマティックと言いましょうか。では、ここでMAD3の15年間の「3大事件」を教えて下さい。
EDDIE「いまだにこの3人でやり続けてること」
HARUTO「そしてこのまま3人でやり続けること」
KYO「そして狂ってるままなこと」
──この3人で変わらずやってることこそが事件だということですね。さて、12月の23日にシェルターで15周年記念のワンマン・ライヴを行いますが、これはどんなライヴになりそうですか?
HARUTO「狂い! 狂わせ!! 壊し! 壊され!!」
EDDIE「ドッカ〜ン! ガラガラグァッシャーン!!! って15年かぁ〜」
KYO「…やっぱり壊しちゃうんだ?(笑)」
──なんで、シェルターを選んだんでしょうか?
EDDIE「俺たちの帰る場所っていうか古巣なんだよね」
HARUTO「己の立ち位置の再確認とか。そんな気持ちもなくはない」
KYO「ホームグランドみたいなものだからね。ハコに対しての思い入れは強いね」
──やっぱシェルターで観るMAD3は格別ですもんね。では、初めてシェルターに出た日のことは覚えてますか?
EDDIE「確か『BACK FROM THE GRAVE』(*今日のガレージ・シーンを作ったイヴェント)復活の第1弾だったと思う。俺がフライヤー作ったんだよな」
──あ、そんなことやってたんですか。
EDDIE「うん。今でも作ってるけどね(笑)」
KYO「あの時、自分の機材じゃないのにぶっ壊したねぇ。どこでも壊すけど(笑)」
──困った人ですね(笑)。
HARUTO「単純に若かったよね、なんつーか、未熟で恐いもの知らずだった」
──では、今後の予定、野望、目標、夢などを教えて下さい。
EDDIE「全宇宙支配! っていうか、早く宇宙に行きたい」
HARUTO「ライヴの一本一本、曲の一音一音を大切に積み重ねて、はては宇宙だな、やっぱ!」
KYO「だから昔から俺らは宇宙一だって言ってんじゃん! とにかく宇宙の果てまで行っとかないとね」
──最後にメッセージを!
KYO「5年くらい前にどっかの馬鹿な評論家に『この位 の内容をキープしてればいいんじゃないですか?』とか言われたんだけど、俺らいまだに進化してるからね。みんなで一緒に宇宙の果 てまで行きましょう」
HARUTO「みんな音楽好きでしょ? 俺も好きだよ」
EDDIE「きみたちの心に秘めた小さなロックンロールを集結し偉大なるロックンロール・キングダムを築くのだ!!!」

■Release info.

KING PYRAMID SPECIAL

ROCK'N'ROLL KINGDOM RnR-001 1,365yen (tax in)
12.25 IN STORES

◎12月23日、下北沢シェルター・ワンマンにて先行発売!

Live info.

<MAD3 15周年ワンマン・ライヴ!!>
12月23日(祝・木)下北沢 SHELTER
OPEN 19:00 / START 19:30
PRICE: advance-2,000yen / door-2,500yen(共にDRINK代別)
◎チケットぴあ&LAWSON、国分寺超山田堂で発売中!
SHELTER店頭=12月9日発売
【info.】shimokitazawa SHELTER:03-3466-7430

MAD3 OFFICIAL WEB SITE http://www5b.biglobe.ne.jp/%7Eshivaeri/MAD3/mad-index.html

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