PEACE PILLのTDNB&岩井田道元、SPECTRONから松丸裕二、VJとしてまたWrenchのメンバー等と音楽活動もしているBryan Barton-Lewis、そして高松優で1999年4月に結成された『SAFARI』が遂に3月10日1stアルバム『SAFARI』をリリース。TDNB&Bryan Barton-Lewisというツイン・ヴォーカルが炸裂する轟音に、異空間へひき込まれていくリズム&メロディー。たまりません!全てをひっくるめて“ミクスチャー”という彼等に、今回はメールにてメンバーの皆様にインタビューを敢行!はっきり言ってぶっ飛んじゃってます。(interview:Tomoko Yamada)

●SAFARIという名のカモフラージュ
―――まず初めに、インパクトあるバンド名『SAFARI』とはどんな意味を持っているのか教えて下さい。
スラングで旅立ちという意味らしいが、そんな簡単なものではない。この高度成長期を乗り越えた日本でしかも団塊の世代であるならばコンクリートというジャングルの中で音楽的表現を行う場合、必然的にSAFARIという名のカモフラージュが必要になったから。
―――なぜこのメンバーが集まったのですか?
その頃ちょうど香港では返還の時期であり世の中的には非常に活気にあふれていた時だったので70年代生まれの関東の人間ならば何かをやるのは当然の出来事。したがって集まったという事ではない。

●自由にサバンナを駆け巡っている野生の動物
―――1st.アルバム『SAFARI』のリリースおめでとうございます。そこで、アルバムタイトルをバンド名と同じにされた理由を聞かせて下さい。
ありがとうございます。 一つ間違えれば過ちが起きるかもしれない五年という歳月に未来を照らし合わせたなら当然アルバムとタイトルが同じであるべきだ。すなわちそれは光と影、生と死、陰と陽の表れでもある。
―――このアルバムを制作するにあたって、何かトータル的なコンセプトはあったりしたのですか?あったとしたら、それはどんなものでしたか?タイトルを含め、私は全体的にサバンナなどの動物が多い場所をイメージしましたが…。
的を得た質問ありがとう。まさに自分たちが意識したコンセプトは、本来サバンナを駆け巡っているであろう野性という本能が、檻を持たない架空のサバンナを時としてオアシスとする姿は正にコンセプトに値するテーマである。
―――曲作り、音作りをする中で、特にこれをこだわった!というところはありますか?
際限なく溢れ出るアイデアと意識を限りなく一つに絞り込む事。
―――曲ができるときはどんな時ですか?
曲は出来るものではない。町ですれ違った時の女性の香水のようなものだ。春先によく似合う。
―――いつごろに制作されたアルバムですか?
バンドとしての創世記はまだまだ紀元前の段階であるため2003年11月頃。
―――制作期間はどのぐらいでしたか?
20日(日食がおきてから人の体に変化が起きる日数である)
―――出来上がってみて手応えはいかがでしたか?
そんな事は考えてはいない。ただCDという物理的な重さより遥かに重いと言う事を勘違いしないでほしい。
―――ところで、このアルバムは結成3年にして初のアルバム(案が出たのは2002年なので)とのことですが、なぜ今のタイミングになったのでしょうか?リリースするにあたってのこれまでの経緯を聞かせて下さい。
正直この時期を待っていた(そしてこのタイミングを間違いだとは思っていないのは俺たちだけであろうか?) 経緯は、ジャム→ディスカッション→コラボレーション→オーディション→イニシエーション→ジャム
―――リリース時期を「この時期で間違ってない」と確信したのはどんなところだったのですか?
みんなの生年月日を足して行くと5という数字になる。この数は『CINCO(M-10)』という曲の由来なのである。
―――ジャケになっているのは日食の写真だと思うんですが、日食をジャケにしようと思った意図はなんですか?
(M-5の『EARTH』に関連が?) 僕らはバンドをやっているつもりは全くない。僕らは平成という時代にバラまかれた撒き餌のようじゃないか。 僕らはそれに気づいて見えない鎖を再び繋ぎ合わせようじゃないか。
―――日食=平成にバラまかれた撒き餌とは?
プダベストでは日本とは違うカタチで温泉がポピュラーである。そして、そこにあるいくつかの温泉では魚達が住んでおり人の垢を餌として生きている。一つの共存のシステムだ。
―――ところで、今回のアーティスト写真ではアメフトのユニフォームを着用されているようなんですが、この衣装に決まった理由がありましたら聞かせていただきたいです。
アメリカンドッグというのは非常に日食と近い食べ物だと思った。肉を衣が包み込んでいるから。
―――日食とアメリカンドッグは非常に似ているということですが、もう少しお話を聞かせてください。
子供を作るという事は男女が一つになるという事、そしてその二人の結果 が一つの魂を通じて答えとして表れるという事で、永遠とはそういうものである。
―――SAFARIさんにお答えいただいた文章を読むと、音楽的なところもバンド的なところからも、自由気ままで本能の赴くままに活動しているというか、まさにサバンナを生きる動物というイメージを持ちました。
生きる事に対してかなり意識はしてきたつもりだ。サファリ=イメージ(safari=image) SAFARIのSを逆にしてもう一つ重ねると8(Sの逆)になる。そしてそれを横にすると∞無限だ!
―――SAFARIさんにとって「音楽」とは何なのでしょう?
ライフ! 俺達自身が音楽なのである。そして先程の続きを付け加えさせてもらえれば五人という人数はピラミッドの持つ点の数と同じなのである。
―――SAFARIのメンバーの皆様はいろいろなジャンルで活躍されている方が多いですが、バンドだったりそれ以外の活動でそれぞれのおもしろさを聞かせてください。
基本的にはミクスチャーバンドなのです。
―――活動がバラバラでお忙しいとは思いますが、ライブをやるタイミングはどなたがお決めになられているのですか?また、リハとかいつやられているんですか?
脳が一番活発に動いている時間にリハーサルはするようにしている(レム)  
―――みなさんは、ライブというものをどうお考えですか?どんな世界観をお持ちですか?
食事をする時のお米のようなものだと思っている(硬いお米もあれば柔らかいお米もある)
―――このメンバーで一番思い出に残るライブはなんですか?
俺達はライブをやってきたつもりはない。メキシコのピラミッドのように初めからそこにあったんだ。
―――SAFARIなだけに、好きな動物を教えていただきたいです。
豚(人が造った家畜だから)
―――今後の予定を教えて下さい。
http://www.1138.co.jpを見て下さい。
―――では、最後にROOF TOPの読者に一言ずつお願いします。
髪の毛洗ったらドライヤーをかけよう(松丸裕二)
セピア色の写真のようじゃないか(TDNB)
マ○コ(岩井田道元)
見た事もない聞いた事もない、それが自由なんだ(高松優)
What is the Question?(Bryan Barton-Lewis)


★Release info.
グランジを通過したハードコア。あえて基準を外れて行われたトラック・ダウン。地球圏から飛び出した感じのアルバム。もう止まらない。SAFARIの1stアルバム『SAFARI』。今年こそブレイクを狙う!!!
SAFARI 1st.ALBUM
" SAFARI "

1138-0026 / \2.200 (TAX OUT) OUT NOW
1.45
2.RISE (SLOW VERSION)
3.AMAZON
4.UNITE
5.EARTH
6.OI RUN LOW
7.TETSUO
8.COWPUNK BLUES
9.THEME
10.CINCO
11.RISE
12.KAO

SAFARIさんから素敵なプレゼントがあります!