三重県四日市が生んだ奇跡のロックンロール・バーバリアン!!

 三重県四日市発ガレージ・ソウル・ロック・モンスター、GASOLINE〈ガソリン〉がプロデューサーに奇才デキシード・ザ・エモンズを迎え奇跡のNEWアルバム『PERMANENT SHAKE DOWN』を完成させた! ライヴの雰囲気を充分堪能できるソウル・ナンバーの他に佐野元春のカヴァーを含む至極の全12曲!! その奇跡の過程を知りたくてメンバーにFAXインタビューを急遽敢行! さぁこれを聴いて伝説のライヴとなるであろう“LIVE at 武道館”(下北沢シェルター)へ出陣しようではないか!(interview:梶川功一)

バカとバカのコラボレーションでさらにバカになりました!
──今回のアルバム『PERMANENT SHAKE DOWN』のリリースまでのいきさつを教えて下さい。
「レーベル・オーナーのしょぼ兄とはずーっと前から友達で、“DECKRECから出してや”って前から言ってたんですが、なかなかいい返事がもらえず、今回やっと認められました」
──このアルバムのコンセプトは?
「とにかくスケールをでかく、できるだけバカみたいなロックンロールを目指しました」
──プロデューサーにデキシード・ザ・エモンズを迎えて、サウンド的に変化はありましたか?
「ウチらもバカだけどプロデューサーもバカなので、バカとバカのコラボレーションで、さらにバカになりました」
──1曲目からアルバム・タイトルでぶっ飛ばしてますが、タイトルの由来などあれば教えて下さい。
「ゴロが良くてかっこいいから。〈ジャンピング・ジャック・フラッシュ〉みたいな感じで」 ──相変わらず英詩と日本詩が曲に奇跡的にマッチングしているよう感じましたが、詩を乗せるポイントなどはありますか? 「日本語でもロックンロールになるようにした結果、こうなりました。全く意味はありません」
──今回、佐野元春さんのカヴァー(「HAPPY MAN」)をしているのですが、この曲を選んだ理由と、実際演ってみてどうだったでしょうか?
「ボク(GAN)のロックの原点が佐野元春さんなのでこの曲をやってみたのですが、ストゥージスみたいになってしまいました(笑)」
──10曲目「MASTER PIECE」は反則的というか、“こんなことが成立するのか?”と脳天直撃されましたが、この曲を作成する時のエピソードがあれば教えて下さい。
「曲が初めに出来ていて、オケの録音も終わり、次の日が歌入れという段階で前日、しょぼ兄の家でレコード棚をひっくり返してロックの数々の名曲のタイトルを並べて作りました。実際やってみるとアベジュリーのせいでジギー・スターダストになってしまっています」
──歌詞の中にも多数ロック・スターが出てきますが、皆さんの音楽的バックボーンを一人ずつお願いします。
「ボクはジェイムス・ブラウン、ザ・フー、フリッパーズ・ギターとか。シュウヘイロックはハードコア・サウンド(50〜60、70年代)。ヒロシヘルは初期パンクですね」
──結成当時から目指しているサウンドというのは?
「笑いの部分も含めて、ひろ〜い意味でのロックンロール。でも余り理解されることが少ないです」
──最近よく聴いているCDなどあれば教えて下さい。
「最近は……LLクールJ太郎(笑)」
──ガソリンはガレージ・シーンで語られることが多いですが、他のバンドと“ここが違うんだ”というのはどんなところですか?
「汗。きたない」
──ライヴで着こなしているあの派手なステージ衣装はどこで購入しているんですか?
「ガンちゃんは今回のは人に作ってもらい、ヒロシとシュウヘイロックは秘密ショップで購入しました」
──東名阪でワンマンショウ“LIVE AT 武道館”(!?)が行われますが、タイトルからしてオーディエンスみんな期待してると思うのですが…一体どうなってしまうのでしょうか?
「見てのお楽しみです!!」
──今、バンドは最高潮ですか?
「常に絶好調!!!」
──ありがとうございました。最後に何かメッセージがあれば…。
「もうバイトしたくないので、10万枚くらいCD買って! ライヴも来て! お願いします! 貧乏生活もーいや!!」

NEW ALBUM『PERMANENT SHAKE DOWN』に寄せて
◆ライター/恒遠聖文
ガソリンは重油、いや獣油満タンで走ってきた。 しかし今回は柔油も混合させてやがる。 世界中のインチキにアイアイアイ SWINGIN' MY SOUL!!
◆the 原爆オナニーズ/タイロウ
ガンちゃんとその一味は何をやっても許される。 だって、ロックンロールで遺伝子操作されているんだから。 跪いて、言う通りにしないと、ロックの神様に見捨てられちゃうよ!
◆怒髪天/増子直純
ロックンロールという名のモンスターマシーン 或るグループはまさにその「タイヤ」の様であったと言う また或るグループはその「ヘッドライト」の様であったと言う… 今、俺達の眼の前にはその「心臓部」に流れる「血液」を感じさせるヤツラがいる。 そのむせ返すような「ニオイ」と一触即発の「発火性」に震えてみせろ!
◆ウルフルズ/ウルフルケイスケ
泣きそうになるくらい本気でロッケンロールしてます。 ガソリンは満タン、その心意気、買った!!
◆BEAT CRUSADERS/hidaka
この間、久々にツェッペリン聴いた。AC/DCのライブビデオを観た。 やっぱり7thバリバリのギターリフって気持ち良い。 無駄にケバかったりクドかったりする奴が演ってれば尚良し。 あぁ…もっと聴きてぇなぁ…。あ、ガソリンがいた!
◆スクービードゥー/オカモト“MOBY”タクヤ
日本のソウルフード、もつ煮込みが世界一似合うバンドだと思うんだなぁ。 ましてや三つ星赤提灯のある街、西船橋で録音したとくりゃ、そのゴリ押しっぷりと来たら、もぅ…


◆リリース
PERMANENT SHAKE DOWN
DECKREC DCRC-0048 / 2,200yen (tax out)
2003.7.9 IN STORES

◆ライブ
<LIVE at 武道館> 2003年7月26日(土)
下北沢SHELTER
GASOLINE
OPEN 18:30 / START 19:00
PRICE: advance-2,000yen / door-2,300yen(共にDRINK代別)

LIVE SCHEDULE
7月12日(土)名古屋クラブクアトロ“LIVE at 武道館”
8月3日(日)名古屋今池ハックフィン
8月9日(土)大阪十三ファンダンゴ“LIVE at 武道館”
9月6日(土)大阪難波ロケッツ
10月4日(土)新宿ロフト

◆GASOLINE OFFICIAL WEB SITE http://www3.to/gasoline